17:15 〜 19:15
[AOS20-P01] 日本周辺および世界広域の海水安定同位体分布の可視化とインタラクティブWEBアプリの公開
キーワード:海水、酸素同位体、データベース、webアプリ、可視化
日本周辺および世界広域の海洋化学データを簡便に可視化することを目的にwebサイトを構築し,インタラクティブな操作が可能なWEBアプリをサイト上に公開した(https://seawater.jpn.org)。
石村ほか(2018年度地球化学会)では,日本海および東シナ海の表層・鉛直海水試料を広域にサンプリングを開始し,d18Oと塩分の関係について,その季節変動・経年変動を把握するプロジェクトについて報告した。その後もプロジェクトを継続し,最終的に2015-2021年にかけて東シナ海〜日本海を主体とした2000サンプル以上の表層・鉛直海水データを集約し,Kodama et al. (2024, Geochemical Journal)として報告した。
このような膨大なデータセットは,海洋学・地球科学・水産学など様々な分野での活用が想定される一方で,論文上での生データの提示やデータサイトからの配布のみでは,利用者がデータを選定して可視化するまでの利便性に難点がある。そこで可能な限り簡便な操作でデータを可視化し迅速なデータの活用に資することを目的に,ユーザー視点での対話型のデータ抽出・描画システムの構築を試みた。Webアプリの公開にはPython及びStreamlit(Webアプリケーション開発フレームワーク)を活用してインタラクティブで直感的な操作システムを構築した。
現状の収録データは,d18O, d D, 水温,塩分,緯度経度,水深,年月日,航海名であり,web上で各要素(緯度,経度,地域,水深,年,月,塩分など)のデータ範囲を設定し,必要なデータセットを2D/3D/4Dで描画することが出来る。また塩分- d18O関係式を選択範囲毎に即座に計算することや,T-Sダイアグラムの海域・水深ごとの描画なども可能である。
2025年2月現在は,日本周辺で報告された海水同位体データを統合するとともに,NASAの海水同位体データベース(Schmidt et al., 1999: https://data.giss.nasa.gov/o18data/)から約2万のデータを追加し,日本周辺広域および世界広域の海洋化学データの可視化も可能とした。課題点としては,個人レベルでweb公開を継続する方法に難点があるが,今後もユーザーフィードバックによる改良とデータの拡充を目指す予定である。
石村ほか(2018年度地球化学会)では,日本海および東シナ海の表層・鉛直海水試料を広域にサンプリングを開始し,d18Oと塩分の関係について,その季節変動・経年変動を把握するプロジェクトについて報告した。その後もプロジェクトを継続し,最終的に2015-2021年にかけて東シナ海〜日本海を主体とした2000サンプル以上の表層・鉛直海水データを集約し,Kodama et al. (2024, Geochemical Journal)として報告した。
このような膨大なデータセットは,海洋学・地球科学・水産学など様々な分野での活用が想定される一方で,論文上での生データの提示やデータサイトからの配布のみでは,利用者がデータを選定して可視化するまでの利便性に難点がある。そこで可能な限り簡便な操作でデータを可視化し迅速なデータの活用に資することを目的に,ユーザー視点での対話型のデータ抽出・描画システムの構築を試みた。Webアプリの公開にはPython及びStreamlit(Webアプリケーション開発フレームワーク)を活用してインタラクティブで直感的な操作システムを構築した。
現状の収録データは,d18O, d D, 水温,塩分,緯度経度,水深,年月日,航海名であり,web上で各要素(緯度,経度,地域,水深,年,月,塩分など)のデータ範囲を設定し,必要なデータセットを2D/3D/4Dで描画することが出来る。また塩分- d18O関係式を選択範囲毎に即座に計算することや,T-Sダイアグラムの海域・水深ごとの描画なども可能である。
2025年2月現在は,日本周辺で報告された海水同位体データを統合するとともに,NASAの海水同位体データベース(Schmidt et al., 1999: https://data.giss.nasa.gov/o18data/)から約2万のデータを追加し,日本周辺広域および世界広域の海洋化学データの可視化も可能とした。課題点としては,個人レベルでweb公開を継続する方法に難点があるが,今後もユーザーフィードバックによる改良とデータの拡充を目指す予定である。