17:15 〜 19:15
[G01-P02] 時系列データとしてみる星形成ボードゲーム開発過程
キーワード:科学コミュニケーション、ボードゲーム、複線径路等至性アプローチ(TEA)
教材を含めたコンテンツに関する研究には、そのコンテンツを使ってどのような活動をしたか、どのような効果があったかを観察し分析する研究があるが、効果を見るためにコンテンツを使用する数が重視される一方、取得されるデータは短時間であることも少なくない。一方でコンテンツがどのような制作過程を経て出来上がったかを観察することも可能であるが、効果測定に比べて長期間の情報を含むデータになり、時系列でどのように変化するかをみるためには、解析する手法もそれに見合ったやり方を選択する必要がある。リッカート尺度のようなものを利用した量的な扱いよりも言語情報を扱う質的な扱いが適している場面も多くなる。
2023年春よりボードゲームの専門家と天文学の科学コミュニケーターによる最新の天文学研究内容を反映させたボードゲーム開発が行われており、2025年2月初頭段階でゲームルールの策定の最終段階にきている。開発開始より研究を念頭に置いた開発体制になっており、開発されたボードゲームを使った普及の効果を分析することのみならず、プロジェクトの開始当初より開発の過程を科学コミュニケーションの現場ととらえ、議論の様子やテキストのやり取りを最初から研究の題材として記録している。開発を通して開発における力点の変化は開発側でのやり取りの積み重ねに起因する。複線径路等至性アプローチ(TEA)の考え方を用いて開発過程を時系列データとして解析を試みている。研究者への学術内容のヒアリングをへて要素をボードゲームのルールに取り入れる過程は、TEA における発生の三層モデル(Three Layers of Genesis:TLMG)を適用する例としてわかりやすいものとなっている。また、ボードゲーム制作過程に現れる様々な要因はルール作成において促進要因にも停滞要因にもなり、TEAにおける社会的助成(Social Guidance: SG)および社会的方向付け(Social Direction: SD)に位置づけられる。
2023年春よりボードゲームの専門家と天文学の科学コミュニケーターによる最新の天文学研究内容を反映させたボードゲーム開発が行われており、2025年2月初頭段階でゲームルールの策定の最終段階にきている。開発開始より研究を念頭に置いた開発体制になっており、開発されたボードゲームを使った普及の効果を分析することのみならず、プロジェクトの開始当初より開発の過程を科学コミュニケーションの現場ととらえ、議論の様子やテキストのやり取りを最初から研究の題材として記録している。開発を通して開発における力点の変化は開発側でのやり取りの積み重ねに起因する。複線径路等至性アプローチ(TEA)の考え方を用いて開発過程を時系列データとして解析を試みている。研究者への学術内容のヒアリングをへて要素をボードゲームのルールに取り入れる過程は、TEA における発生の三層モデル(Three Layers of Genesis:TLMG)を適用する例としてわかりやすいものとなっている。また、ボードゲーム制作過程に現れる様々な要因はルール作成において促進要因にも停滞要因にもなり、TEAにおける社会的助成(Social Guidance: SG)および社会的方向付け(Social Direction: SD)に位置づけられる。