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[HCG23-01] 南東アラビア・ムサンダム地方の天水農耕施設にみる乾燥狭小地の伝統的水資源利用
キーワード:ワアブ、乾燥狭小地、南東アラビア、考古地理、伝統的水資源利用
南東アラビアに位置するアラブ首長国連邦とオマーン国は、年降水量100mm未満の乾燥域にあるが、急速な都市化に排水インフラの整備が追いつかず、近年、洪水被害が多発している。この地域のうち、ホルムズ海峡に面したムサンダム半島北部は、リアス式沈降海岸の急峻な地形で知られる。その各所に、ワアブ(複数形アワブ)と呼ばれる伝統的天水農耕施設が見られる。ワアブの語義はテラスである。急峻な山脈を背後に控える狭小な扇状地や舌状台地上に、石垣をステップ状に囲い、季節的降水を巧みに取り込んで、コムギやオオムギ、雑穀類を栽培している。本発表では、衛星画像判読によるワアブのマッピングと、現地での観察に基づく類型化により、乾燥狭小地における伝統的水資源利用の特徴について考察する。
