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[HCG23-P02] 社会的変化が甲府盆地の地下水環境に与えた影響評価
キーワード:土地利用変化、地下水位、甲府盆地、MODFLOW
本研究の目的は,土地利用変化が甲府盆地の地下水環境に与えた影響を明らかにすることである.本研究対象領域である山梨県甲府盆地は周囲が急峻な山々に囲まれ,北西側から流れる釜無川と東側からの笛吹川によって挟まれた複合扇状地である.甲府盆地の地下水,河川水,降水を対象にトレンド検定をした結果,釜無川の河川流量及び釜無川上流域の降水量,甲府盆地全域の地下水位が統計的に有意に増加傾向であった.甲府盆地地下水の主な涵養源はともに増加傾向であり,引き続き地下水位が上昇する可能性がある.それに加えて,社会的変化が地下水環境に影響を与えると推測される.そこで本研究では, 1976~2021年までの8時期を用いて,土地利用変化が地下水位変動に与えた影響を検討した.
本研究では,アメリカ合衆国地質調査研究所 (USGS)が開発し,ソースコードが公開されているMODFLOWを用いた.本研究の解析対象領域は,釜無川と笛吹川の両河川に挟まれた盆地部分とし,水平方向に100m×100mのグリッドで離散化した.標高データは,10 mのDEMを利用した.鉛直構造は,甲府盆地千秋橋付近における500mボーリングコアデータを参考に5層に区分し,解析領域一律で与えた.境界条件は定水頭境界条件,河川境界条件を設定した.北側に広がる山岳域では,地下水が自噴している場所が存在することから地表面の高さを定水頭境界条件として与えた.河川境界条件は,領域の北西から南方向に流れる釜無川と東から南西方向に流れる笛吹川に対して設定した.それぞれ,国土交通省が管轄している船山橋と亀甲橋の観測データを用いた.評価期間は,流量,地下水位の欠損データがない2007~2009年とした.
妥当性評価の結果,地下水位の解析値と観測値の相関係数は0.86であった.また,1977年の地下水位等高線を用いて,解析値の等高線と比較した結果,概ね一致しており,甲府盆地の地下水環境を再現できた.本モデルを用いて,1976,1991,1997,2006,2009,2014,2016,2021の8時期の土地利用データを用いて,社会的変化が地下水環境に与えた影響を検討した.
本研究では,アメリカ合衆国地質調査研究所 (USGS)が開発し,ソースコードが公開されているMODFLOWを用いた.本研究の解析対象領域は,釜無川と笛吹川の両河川に挟まれた盆地部分とし,水平方向に100m×100mのグリッドで離散化した.標高データは,10 mのDEMを利用した.鉛直構造は,甲府盆地千秋橋付近における500mボーリングコアデータを参考に5層に区分し,解析領域一律で与えた.境界条件は定水頭境界条件,河川境界条件を設定した.北側に広がる山岳域では,地下水が自噴している場所が存在することから地表面の高さを定水頭境界条件として与えた.河川境界条件は,領域の北西から南方向に流れる釜無川と東から南西方向に流れる笛吹川に対して設定した.それぞれ,国土交通省が管轄している船山橋と亀甲橋の観測データを用いた.評価期間は,流量,地下水位の欠損データがない2007~2009年とした.
妥当性評価の結果,地下水位の解析値と観測値の相関係数は0.86であった.また,1977年の地下水位等高線を用いて,解析値の等高線と比較した結果,概ね一致しており,甲府盆地の地下水環境を再現できた.本モデルを用いて,1976,1991,1997,2006,2009,2014,2016,2021の8時期の土地利用データを用いて,社会的変化が地下水環境に与えた影響を検討した.
