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[HDS11-04] 地震時の盛土変動に影響する要因の検討

現在都市部に広がっている大規模宅地盛土においては、地震や豪雨等のたびに崩壊が発生してきた。平成7年(1995年)兵庫県南部地震では、宝塚市仁川百合野町における大規模宅地造成地において地すべりが発生し、34名の命が奪われた。阪神間及び神戸地域においては、盛土造成地のうちため池跡地を加えると49%(面積比)が被災したと推定されている(釜井ほか、2000)。その後、平成16年(2004年)新潟県中越地震(釜井ほか、2005)、平成19年(2007年)能登半島地震(為重ほか、2009)、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震(宮嶋ほか、2022)などにおいても、地震による家屋の倒壊とともに谷埋め盛土の被害が発生し、大きな社会問題となっている。
これまでの事例において、盛土であれば必ず地震時に変状が見られるわけではなく、隣り合う盛土であっても地震によって変動したか否かは異なるケースが見られる。しかしながら、現行のハザードマップや各種危険度評価においては、盛土造成地を一括りで危険と判断している状況である。変動・非変動の結果に影響した条件を特定することができれば、崩壊のメカニズム解明だけでなく、ハザードマップの精度向上に繋がることが期待される。
そこで本研究では、令和6年(2024年)能登半島地震において被災した盛土を調査し、盛土の変動に寄与した要因を検討した。変動した盛土と付近の地山における常時微動観測の結果、変動盛土で4~8Hzの周波数帯でH/Vスペクトル比のピークを確認した。一方、地山には見られず、この周波数帯での地震動の増幅率が盛土と地山で異なることが示唆された。
これまでの事例において、盛土であれば必ず地震時に変状が見られるわけではなく、隣り合う盛土であっても地震によって変動したか否かは異なるケースが見られる。しかしながら、現行のハザードマップや各種危険度評価においては、盛土造成地を一括りで危険と判断している状況である。変動・非変動の結果に影響した条件を特定することができれば、崩壊のメカニズム解明だけでなく、ハザードマップの精度向上に繋がることが期待される。
そこで本研究では、令和6年(2024年)能登半島地震において被災した盛土を調査し、盛土の変動に寄与した要因を検討した。変動した盛土と付近の地山における常時微動観測の結果、変動盛土で4~8Hzの周波数帯でH/Vスペクトル比のピークを確認した。一方、地山には見られず、この周波数帯での地震動の増幅率が盛土と地山で異なることが示唆された。
