日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-RE 応用地質学・資源エネルギー利用

[H-RE13] 応用地質学の新展開

2025年5月27日(火) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:竹下 徹(パシフィックコンサルタンツ(株)・国土基盤事業本部 顧問)、太田 岳洋(山口大学大学院創成科学研究科地球科学分野)、北田 奈緒子(一般財団法人 GRI財団)

17:15 〜 19:15

[HRE13-P01] 新たな地質調査用カラーチャートの作成: 日本産業規格(JIS)に基づく色調記載

*柴田 悟史1 (1.応用地質株式会社)

キーワード:色調記載、日本産業規格、マンセル表色系

1.背景
色調記載は地質調査における基本的な項目の一つであり,岩種,風化変質作用,熱水変質作用を判別する一つの要素になってきた.しかしながら,実際の地質調査での色調記載には以下の問題があった.
・カラーチャート等を用いずに地質技術者各々の目分量での記載のため,記載内容にばらつきが発生する.
・他分野のカラーチャート(例えば標準土色帖)を用いたため,色票の範囲外の岩石に対する対応に苦慮する.

2.目的
そこで本研究では,新たに地質調査用の汎用的に使用できるカラーチャートを作成することによって,地質調査における色調記載の問題点を解決し,品質を向上させる事を目的としている.

3.作成方法
色の表示には色相,明度,彩度の三属性で表すマンセル表色系を用いた.色票は2194色をsRGBで作成し,RGB印刷で印刷した.
色名は物体色の色名(JIS Z 8102:2001)に規格された系統色名を地質調査で用いる色名に以下のルールで変換した.
・「黒,灰,白,赤,橙,黄,緑,青,紫,褐」の10色を基本色とする.
・基本色以外は基本色2色の組合せで表現し,主色の前に従色を冠する.
・必要に応じて,「濃,淡,明,暗,にぶい,帯」の形容詞を用いる.
尚,JISの系統色名に無い褐色に関しては米国の国立標準局(現アメリカ国立標準技術研究所)によって規格されたISCC-NBS色名法を参考に加えた.
地質調査時に使いやすいように40の等色相面と9の等明度面のカラーチャートを作成した.