17:15 〜 19:15
[HSC06-P09] 海洋酸性化を抑制する深海底CO2固定の提案
キーワード:中性化反応 、CO2固定 、海洋酸性化 、重炭酸イオン
CCSの方法として、CO2地中貯留とともに、かつてはCO2海洋隔離が研究されていた。しかし、CO2海洋隔離は海洋酸性化の問題があるとしてロンドン議定書(2006年改正)では地中貯留のみが認められている。一方、日本は周辺を海域で囲まれ、海洋隔離のポテンシャルは極めて高い。そこで、海洋酸性化を抑制する深海底CO2固定の方法を提案する。本方法は、水深3,500m以深の海底面に中和材(廃コンクリートや石灰石等の塩基性物質)とCO2の両方を供給することで中性化作用を生じさせて海洋酸性化を抑制しようとするものである。
本件に関して、初歩的な室内実験を行った。実験は、CO2が溶解した養生水(純水及び海水)の入った容器内にセメント硬化体を投入して、時間経過に伴う成分分析と養生水のpH測定を行った。成分分析の結果は、セメント硬化体の炭酸カルシウム成分が減少し、養生水のカルシウムイオンが増大した。CO2を溶解させた養生水のpH測定の結果は、セメント硬化体を投入する前ではpHは4~5であったが、セメント硬化体を投入して7日目にはpHは6~7へと中性側にシフトしていることが分かった。これらの結果から、水中における中性化反応が起き、CO2は中性領域に存在する重炭酸イオンに変化しているものと考えられる。(CaCO3+CO2+H2O → Ca2+(aq)+2HCO3―(aq))
本件に関して、初歩的な室内実験を行った。実験は、CO2が溶解した養生水(純水及び海水)の入った容器内にセメント硬化体を投入して、時間経過に伴う成分分析と養生水のpH測定を行った。成分分析の結果は、セメント硬化体の炭酸カルシウム成分が減少し、養生水のカルシウムイオンが増大した。CO2を溶解させた養生水のpH測定の結果は、セメント硬化体を投入する前ではpHは4~5であったが、セメント硬化体を投入して7日目にはpHは6~7へと中性側にシフトしていることが分かった。これらの結果から、水中における中性化反応が起き、CO2は中性領域に存在する重炭酸イオンに変化しているものと考えられる。(CaCO3+CO2+H2O → Ca2+(aq)+2HCO3―(aq))