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[HTT17-04] 街路樹の配置の変化が歩行者に与える心理的影響

キーワード:街路樹、心理、配置、快適性
はじめに 日本における街路樹の本数は2002年までは年々増加傾向にあったが、現在は大径木化などの課題もあり、横ばいの状態が続いている。街路樹にはさまざまな役割があり、夏の日差しを遮断だけでなく、排気ガスや騒音をやわらげ、道路沿いの環境を守ることにも寄与している。また、ヒートアイランド現象などの都市特有の現象の緩和にも貢献している。さまざまな劣悪な環境にも耐えうる樹種が選定されているが、適切な街路樹の間隔が設定されていない場合も存在している。街路樹に関するマスタープランを策定している自治体は少なく、地域によって街路樹の間隔が一定していないのが現状である。また、外見は正常な樹木であっても環境に作用され、内部が腐敗してしまい伐採せざるをえない状況になってしまった樹木も多く、伐採されることで間隔が一定でなくなる場合もある。そのため、今後増加していくと考えられる都市の緑化や、自動車と人の共存できる都市計画などに対応して、歩行者の心理的変化に着目した新たな街路樹の間隔を考える必要があると考える。
研究の目的街路樹の間隔に関する学術研究を概観すると川口らによるVRによる街路樹の景観と樹木間隔の評価では、20m以上で6つの項目が低下し、「開放感がある」が向上することで15mまでの間隔で更新することが望ましいとしている。また、鈴木らのゆらぎ理論を用いた植樹間隔の快適性評価ではゆらぎ理論により間隔を変化させ魅力度の変化を調査しており、5-17m、5-20mなどの適度な密度感をもち、かつ、1/fゆらぎを持った植樹間隔の方が魅力度に影響を及ぼしていることを明らかにしている。以上のように、街路樹間隔の快適性評価はされているが継続的な視線や心理的側面に着目した研究は見られない状況である。そのため、本研究では歩行者の視線に着目した適切な街路樹の間隔を明らかにすることを目的する。
調査結果映像シミュレーションを用いた実験の結果、街路樹間隔が広くなるにともなって「速度」「自動車」「歩道」の項目が増加し、「街路樹」の項目は減少していることが明らかとなった。また、「空」「建物」「人」の項目に関しては評価値の違いはあるもののそれぞれの間隔であまり変化は見られなかった。街路樹のランダムな間隔に関する評価値は、他の規則的な間隔と比較して「速度」では大きく増加、規則的に整備された間隔でも樹木本数等によって大きく変化していることが明らかとなった。本研究では、街路樹の植栽方法と自動車の知覚速度の関係を明らかとした。
研究の目的街路樹の間隔に関する学術研究を概観すると川口らによるVRによる街路樹の景観と樹木間隔の評価では、20m以上で6つの項目が低下し、「開放感がある」が向上することで15mまでの間隔で更新することが望ましいとしている。また、鈴木らのゆらぎ理論を用いた植樹間隔の快適性評価ではゆらぎ理論により間隔を変化させ魅力度の変化を調査しており、5-17m、5-20mなどの適度な密度感をもち、かつ、1/fゆらぎを持った植樹間隔の方が魅力度に影響を及ぼしていることを明らかにしている。以上のように、街路樹間隔の快適性評価はされているが継続的な視線や心理的側面に着目した研究は見られない状況である。そのため、本研究では歩行者の視線に着目した適切な街路樹の間隔を明らかにすることを目的する。
調査結果映像シミュレーションを用いた実験の結果、街路樹間隔が広くなるにともなって「速度」「自動車」「歩道」の項目が増加し、「街路樹」の項目は減少していることが明らかとなった。また、「空」「建物」「人」の項目に関しては評価値の違いはあるもののそれぞれの間隔であまり変化は見られなかった。街路樹のランダムな間隔に関する評価値は、他の規則的な間隔と比較して「速度」では大きく増加、規則的に整備された間隔でも樹木本数等によって大きく変化していることが明らかとなった。本研究では、街路樹の植栽方法と自動車の知覚速度の関係を明らかとした。