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[HTT17-P03] OpenCVのテンプレートマッチングを用いた2024年能登半島地震による地すべり活動の評価
キーワード:地すべり、令和6年能登半島地震、テンプレートマッチング、OpenCV
2024年1月に発生した能登半島地震では、低角度のすべり面を持つブロックグライド型地すべりが多数発生した。これらの地すべりの多くは、元の地形を保持したまま移動するため、テンプレートマッチングなどの画像処理技術を用いて変位の推定が行われてきた。筆者らは、OSSのOpenCVを用いて、テンプレートマッチングによる、2024年能登半島地震の地すべり活動を推定することを試みた。テンプレートマッチング解析にはOpenCV-Python 4.11.0.86を使用した。解析のプラットフォームとしてはpythonのバージョン管理が容易なGoogle Colabを利用した。地震前の地形データとしては、石川県の航空レーザー測量によって取得されたDEMを、地震後の地形データとしては林野庁と国土地理院によって取得されたDEMを使用した。これらの地形データから陰影図を作成して、二つのグレースケールイメージについてテンプレートマッチング解析を行った。
マッチング解析においてはテンプレート画像のサイズは100ピクセル(50m)に設定し、類似度の指標としては正規化相互相関(cv2.TM_CCOEFF_NORMED)を用いた。
これらの地形データから陰影図を作成して、二つのグレースケールイメージについてテンプレートマッチング解析を行った。
解析の結果、輪島市東部の町野地域から珠洲市若山町にかけて広がる山地において、数100mオーダーの大きさを持つ地すべりブロックが活動したことが明らかになった。その活動は顕著な景観変化を伴っていなかったため、空中写真判読から変位を識別することは困難だと考えられる。しかし、連続性の良い稜線地形や道路などの直線状の地形の周辺では、明らかにエラーとみられるベクトルが認められた。
珠洲市上正力地区では長さ約1.3km、幅約300mの巨大な地すべりブロックが約3m南方に移動していることが確認された。現地観測を行った結果、この地すべりの頭部においては新たなクラックの発生が、認められ、その末端部においては道路面の隆起が認められた。
マッチング解析においてはテンプレート画像のサイズは100ピクセル(50m)に設定し、類似度の指標としては正規化相互相関(cv2.TM_CCOEFF_NORMED)を用いた。
これらの地形データから陰影図を作成して、二つのグレースケールイメージについてテンプレートマッチング解析を行った。
解析の結果、輪島市東部の町野地域から珠洲市若山町にかけて広がる山地において、数100mオーダーの大きさを持つ地すべりブロックが活動したことが明らかになった。その活動は顕著な景観変化を伴っていなかったため、空中写真判読から変位を識別することは困難だと考えられる。しかし、連続性の良い稜線地形や道路などの直線状の地形の周辺では、明らかにエラーとみられるベクトルが認められた。
珠洲市上正力地区では長さ約1.3km、幅約300mの巨大な地すべりブロックが約3m南方に移動していることが確認された。現地観測を行った結果、この地すべりの頭部においては新たなクラックの発生が、認められ、その末端部においては道路面の隆起が認められた。