日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[E] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-AG 応用地球科学

[M-AG32] Renewable Energy

2025年5月28日(水) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:大竹 秀明(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 再生可能エネルギー研究センター)、Pan Chen-Jeih(Department of Space Science and Engineering, National Central University)

17:15 〜 19:15

[MAG32-P02] 風洞実験を用いた風速計の着雪・着氷要因の評価

坪井 咲季1、*宇野 史睦1、小長谷 瑞木2、水戸 俊成2、矢作 和臣3、園田 拓也3、本吉 弘岐4、佐藤 研吾4 (1.日本大学文理学部、2.レラテック株式会社、3.株式会社ユーラスエナジーホールディングス、4.防災科学技術研究所)

キーワード:風況調査、風力発電、着氷、三杯式風速計、風況マスト

風力発電所の適地選定には、事前に観測マストによる風向・風速の観測が必要とされる。しかし、寒冷地において測器への着雪・着氷により欠測等が問題となっている。そのため、測器への着雪・着氷の要因解明と対策方法の検討が必要となる。そこで、風況マストの観測値を基に、凍結事例の条件を調査し、低温実験室に設置された風洞実験を行う。この実験により、どのように風速計への着雪・着氷が発生し、観測値に影響を与えるかを評価した。
 風況マストにおける長期間における停止事例の1つに、低気圧の通過による雲中着氷による凍結事例が確認された。この着氷条件を再現した風洞実験の結果、三杯式風速計はカップに着氷が見られ、支柱部はヒーターによる着氷は発生しなかった。カップへの着氷重量の増加により風速の過小評価が確認され、その風速減少率は2.1%/gであった。
 本実験では、完全に風速計が停止するまでの実験はできなかったため、今後は長時間の着雪・着氷実験による風向計・風速計が完全に停止するまでの実験が必要となる。