10:45 〜 11:00
[MGI28-06] 日本海ReCoRDプロジェクト(ReC23-03:中新世日本海の古気候と古海洋)の紹介
キーワード:リポジトリコア再解析プログラム(ReCoRD)、IODP Exp. 346、ODP Leg 127、日本海、中新世、古気候・古海洋
リポジトリコア再解析プログラム(ReCoRD)は、高知コアセンター(KCC)に保管されている、過去の DSDP・ODP・IODPで採取されたコア(リポジトリコア)を活用して、通常のサンプルリクエストよりも大きなチームで組織的に研究を行うプログラムである(https://j-desc.org/record/)。このReCoRD の3番目のプロジェクトとして、「中新世日本海の古気候と古海洋(ReC23-03)」が採択され、昨年度、非破壊分析とサンプリングパーティーを実施した。ReC23-03では、現在よりも温暖であった中新世の古気候・古海洋復元を目的とし、特に 1)平行葉理が観察される堆積物に記録された短周期の気候変動、2)10.8Maの急激な温暖化時期の日本海における海洋環境復元、の2 点に着目して研究を行っている。
ReC23-03では、1989年にODP Leg127で採取された794地点、795地点、797地点のコアと、2013年にIODP Exp. 346で採取されたU1425地点、U1430地点のコア試料を用いている。Leg 127のコアは各サイトで1 Holeしか掘削していないためコアギャップが存在して完全連続試料が採取されていないという問題があり(Tamaki et al., 1990)、Exp. 346のコアは複数孔を掘削し完全連続柱状図が作成されている(Irino et al., 2018)ものの採取年代が限られており(Tada et al., 2015; Kurokawa et al., 2019)、中新世において水深比較が行えるのは約200万年間に限られるという欠点があった。そこでReC23-03では再検証・改訂した年代モデルを用いて、異なる水深から採取した上記 5 地点のコアを正確に対比することにより、鉛直構造まで含めた過去の海洋環境を高時間解像度で復元することを目的としている。
発表では、ReC23-03に提出された20件のサンプルリクエストを紹介し、リクエスト間の協力関係や進捗について紹介する。合わせて、ReCoRDの特徴でもある、XRFコアスキャナーやX線CTを用いた非破壊分析の結果を参照しながらサンプリングパーティーを行うことで得られた利点についても紹介する。
ReC23-03 members:
青柳治叡 (北海道大学)、 安藤卓人 (秋田大学)、 池田昌之 (東京大学)、 小野菜桜子 (東邦大学)、加藤悠爾(高知大学) 、桑原佑典(東京大学)、桑野太輔(京都大学)、Cédric M. John(Queen Mary University of London) 、多賀谷俊佑(信州大学)、谷口なお(北海道大学)、 遠嶋美月 (東京大学)、 奈良郁子 (日本原子力研究開発機構)、 野左近督人 (東邦大学)、林広樹(島根大学)、星恒太郎(北海道大学)、松本廣直(筑波大学)、見邨和英(産業技術総合研究所)、An-Sheng Lee(National Taiwan University)、山口耕生(東邦大学)、Haifa AlSalmi(Queen Mary University of London)、 Daqian Shi(Queen Mary University of London)
ReC23-03では、1989年にODP Leg127で採取された794地点、795地点、797地点のコアと、2013年にIODP Exp. 346で採取されたU1425地点、U1430地点のコア試料を用いている。Leg 127のコアは各サイトで1 Holeしか掘削していないためコアギャップが存在して完全連続試料が採取されていないという問題があり(Tamaki et al., 1990)、Exp. 346のコアは複数孔を掘削し完全連続柱状図が作成されている(Irino et al., 2018)ものの採取年代が限られており(Tada et al., 2015; Kurokawa et al., 2019)、中新世において水深比較が行えるのは約200万年間に限られるという欠点があった。そこでReC23-03では再検証・改訂した年代モデルを用いて、異なる水深から採取した上記 5 地点のコアを正確に対比することにより、鉛直構造まで含めた過去の海洋環境を高時間解像度で復元することを目的としている。
発表では、ReC23-03に提出された20件のサンプルリクエストを紹介し、リクエスト間の協力関係や進捗について紹介する。合わせて、ReCoRDの特徴でもある、XRFコアスキャナーやX線CTを用いた非破壊分析の結果を参照しながらサンプリングパーティーを行うことで得られた利点についても紹介する。
ReC23-03 members:
青柳治叡 (北海道大学)、 安藤卓人 (秋田大学)、 池田昌之 (東京大学)、 小野菜桜子 (東邦大学)、加藤悠爾(高知大学) 、桑原佑典(東京大学)、桑野太輔(京都大学)、Cédric M. John(Queen Mary University of London) 、多賀谷俊佑(信州大学)、谷口なお(北海道大学)、 遠嶋美月 (東京大学)、 奈良郁子 (日本原子力研究開発機構)、 野左近督人 (東邦大学)、林広樹(島根大学)、星恒太郎(北海道大学)、松本廣直(筑波大学)、見邨和英(産業技術総合研究所)、An-Sheng Lee(National Taiwan University)、山口耕生(東邦大学)、Haifa AlSalmi(Queen Mary University of London)、 Daqian Shi(Queen Mary University of London)