日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI29] データ駆動地球惑星科学

2025年5月26日(月) 09:00 〜 10:30 201A (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:上木 賢太(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、伊藤 伸一(東京大学)、板野 敬太(秋田大学)、宇野 正起(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、座長:板野 敬太(秋田大学)、上木 賢太(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

10:07 〜 10:30

[MGI29-05] データ駆動型アプローチによる複雑システムの推定:不均質反応ダイナミクス抽出と岩石CT超解像

★招待講演

*大森 敏明1 (1.神戸大学)

キーワード:データ駆動型アプローチ、不均質反応ダイナミクス、岩石CT画像超解像、複雑システム、状態空間モデル、非線形ダイナミクス

近年の計測技術や情報技術の進展により,我々が扱うデータは大規模化かつ複雑化している.このような背景のもと,情報科学・数理科学の手法を活用し,データの背後にあるシステムの法則性や時空間構造を抽出するデータ駆動型アプローチが注目を集めている.本発表では,まず,岩石形成ダイナミクスに関与するとされる不均質反応に注目し,ベイズ推論やスパースモデリングを代表とするデータ駆動アプローチに基づいて,計測時系列データに潜在する非線形ダイナミクスを推定する方法を解説する.次に,岩石X線CT画像の解析に焦点を当て,計測データに潜む空間構造を辞書学習を用いて抽出し,低解像度CT画像から高解像度の空間構造を推定する超解像手法を紹介する.これらの研究は,地球科学におけるデータ駆動型手法の可能性を広げるものであり,情報科学・数理科学と地球科学の融合による新たな解析手法の創出に貢献するものと考えられる.