日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI31] 情報地球惑星科学とデータ利活用

2025年5月27日(火) 09:00 〜 10:30 コンベンションホール (CH-A) (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、村田 健史(情報通信研究機構)、深沢 圭一郎(総合地球環境学研究所)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:深沢 圭一郎(総合地球環境学研究所)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

09:15 〜 09:30

[MGI31-02] レジリエント自然環境計測プロジェクト(5):複数時系列可視化ツール同期

*村田 健史1菊田 和孝1西村 竜一1、滝沢 賢一1、鈴木 陽一1 (1.情報通信研究機構)

キーワード:レジリエント自然環境計測、時刻同期、可視化

情報通信研究機構は第5期中長期計画の一つとして、レジリエントICT研究センターにおいて先端的情報通信技術を活用したレジリエント自然環境計測プロジェクトを2021年度より開始した。同プロジェクトの一つとして、視覚(映像IoT技術)、聴覚(インフラサウンド技術)と触覚(IoTセンサー)を組み合わせることで、これまでは難しかった自然環境を計測する新しいセンシング技術の開発を進めている。
本年度は、異なる時系列観測を行うセンシングデータを同じ時間スケールで可視化するWebアプリケーション(STARS同期アプリ)について議論する。現在、一つの観測対象を同じ場所または離れた場所で同時に観測する手法は様々な地球惑星科学分野で多く取られている。データの可視化(グラフ化)はそれぞれの観測のPI(Primary investigator)が可視化することが多い。一方、多くの場合は可視化ツールが独立に開発されるため、ツール間での時刻同期は容易ではない。
本研究では、この問題を解決するために示すSTARS同期機能(STARScontroller)を用いて複数の可視化ツールの時間同期を実現する。これによりグラフツールや動画像表示ツール、動的スペクトル表示ツールなどの時系列データ可視化(グラフ化)ツールの時間同期が可能となる。本講演では火山観測と海岸における波浪うちあげ高観測においてSTARS同期を行った事例を紹介する。
なお、STARScontrollerは図に示すGithubリポジトリにおいて、商用利用可能なBSD2ライセンスとして公開されている。
本研究の一部は、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点および革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(課題番号: jh230057およびjh240077)およびJSPS科研費(JP22H01318)の支援を受け、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノ ベーション創造プログラム(SIP)第3期「スマート防災ネットワークの構築」(研究推進法人:国立研究開発法人防災科学技術研究所)によって実施した。