日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI31] 情報地球惑星科学とデータ利活用

2025年5月27日(火) 09:00 〜 10:30 コンベンションホール (CH-A) (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、村田 健史(情報通信研究機構)、深沢 圭一郎(総合地球環境学研究所)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:深沢 圭一郎(総合地球環境学研究所)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

09:30 〜 09:45

[MGI31-03] 移動式カメラによる時系列データとリアルタイムデータの3次元GIS(地理情報システム)における統合の検討

*加賀谷 仁秀1、揚野 峰人1 (1.株式会社GEOソリューションズ)

キーワード:時系列データ、移動式カメラ、GIS、地理情報システム

近年、移動式カメラとして多種多様なアクションカメラが市販されており、現代において生活必需品となったスマートフォンでも同等の活用が可能である。また、これらの機器ではGPSや6軸センサーを搭載し、撮影地点の緯度経度や撮影方向の方位角を画像とともに取得できることも珍しくない。これらの移動式カメラを、広域に設定された経路における画像データ取得やそれらの画像に基づく観測、計測に活用することを目指したとき、画像は時系列データであり、様々な場所を様々な仰俯角、倍率で撮影したものであるという特性を踏まえなければならない。そして、観測、計測への活用においては、データ閲覧者は様々な画像が「いつ、どこを」撮影したものなのか容易に把握できることが欠かせない。しかし、移動式カメラにより撮影された位置を撮像物ならびに撮影画像に付随する緯度経度および方位角から判断することは一般的なデータ閲覧者にとって困難である。

また、移動式カメラの有力な活用として、撮影者が取得するリアルタイムデータを遠隔地の閲覧者が参照し、相互にコミュニケーションをとりながら観測、計測を実施することが期待される。この際、遠隔地の閲覧者は過去の時系列データとリアルタイムデータの両方を参照することで、より高度な状況把握や分析が可能となる。この場合においても移動式カメラにより撮影された位置の判断には困難が伴い、複数のデータを参照することからむしろその度合いは高くなる。

そこで、移動式カメラで撮影した時系列データおよびリアルタイムデータを3次元GIS(地理情報システム)と連動または統合して表示することで、画像に撮影された位置を誰もが容易に把握可能とする可視化手法について検討した。