日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-GI 地球科学一般・情報地球科学

[M-GI31] 情報地球惑星科学とデータ利活用

2025年5月27日(火) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:野々垣 進(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター)、村田 健史(情報通信研究機構)、深沢 圭一郎(総合地球環境学研究所)、木戸 ゆかり(国立研究開発法人海洋研究開発機構)

17:15 〜 19:15

[MGI31-P11] 太陽フレアの地上災害影響におけるオープンデータを用いた解析の試み

*佐藤 佳子1,3熊谷 英憲2,3 (1.桜の聖母短期大学、2.学習院女子大学、3.海洋研究開発機構)

キーワード:太陽黒点、地上放射線、地上災害、11年周期の太陽活動

太陽活動の中でも、強力な磁場の反転によって起こる爆発現象である太陽フレアは太陽の表面で発生する現象であり、その際に電磁波、高エネルギー粒子、X線、ガンマ線、放射線などが放出される。太陽活動周期とは、太陽活動の周期的な変化を指し、黒点数や太陽フレアの規模や頻度が周期的に変化する。約11年の周期がひろく知られており、2019年に始まった今回の太陽活動周期は1755年の観測開始から25回目に当たり、2024-2026年に太陽活動の極大期が予測されている。2023年6月に観測された太陽黒点数は163個を記録し、黒点の数が過去20年間で最高になったということは、約11年周期で変化する太陽活動周期において太陽の活動が最も強くなる太陽極大期に近づいていることを示唆する(NICT, 2022)。強い太陽フレアがおこると、高エネルギー粒子や放射線は、通常地球の磁場や放射線帯などによって遮られている(e.g. 情報通信研究機構(NICT)、宇宙天気2022)。
 11年周期である太陽活動が、2025-2026年に極大期となるのを受け、NICTにより宇宙天気予報が発信されるようになった。2023年6月には太陽黒点数が最も多い163個と、2022年9月以来最高数が記録された。2023年12月~2024年1月にかけて太陽活動の活発化の後、能登半島地震(2024年)となった。太陽極大期に向け、地上に到達した後に地殻内の流体への電磁的電化的影響や因果関係が懸念されている。複合災害の多発する現状ではあるが、地方レベルでは対策がほとんどされていないのが現状である。
 そこで新たに、近年活発なシチズンサイエンスの視点を取り入れ、Google Trendsをもとに解析し、オーロラ観測と太陽活動の相関性について、SNS等を活用した減災へ向けたデータ蓄積・解析を試みる。