09:00 〜 09:15
[MIS12-01] 近年の日本の冬は暖かくなっていない
キーワード:気象官署、アメダス、気温逓減率、Mann-Kendall 検定、御神渡り
1898年から2023年までの日本における年平均気温偏差は、1.35℃/100年の割合で上昇しているが、1989年以降では、2.56℃/100年の上昇率であり、近年の気温上昇が顕著である。本論では、1989年から2023年までの気温変動を検討する。季節平均気温偏差の変動については、夏季の上昇率が最も高いが、冬季の変動は他の季節とは異なり、変動率が、-0.28℃/100年となり、減少傾向である。月平均気温偏差の変動傾向では、最も上昇率が大きいのは3月であり、4月を除いた3月から9月までは大きな上昇率を示している。12月と1月の月平均気温偏差は減少傾向である。
日本アルプス周辺の気象官署における、冬季平均気温については統計的に有意な変動傾向を示さず、ほぼ半数の地点では統計的に有意ではないが減少傾向にある。春季と夏季の季節平均気温は、ほぼすべての地点で統計的に有意な上昇傾向を示す。諏訪の年最低気温は、統計的に有意に上昇傾向にある。他の地点に比べて諏訪で最近の気温上昇が顕著なのではなく、過去には特異的に低温となる冬が度々あったからであると考えるべきである。アメダス観測地点における冬季平均気温は、すべての地点で統計的に有意な変動傾向を示さず、春から秋にかけての季節平均気温の上昇傾向が、気象官署の上昇傾向よりも緩やかである。
日本アルプス周辺の気象官署における、冬季平均気温については統計的に有意な変動傾向を示さず、ほぼ半数の地点では統計的に有意ではないが減少傾向にある。春季と夏季の季節平均気温は、ほぼすべての地点で統計的に有意な上昇傾向を示す。諏訪の年最低気温は、統計的に有意に上昇傾向にある。他の地点に比べて諏訪で最近の気温上昇が顕著なのではなく、過去には特異的に低温となる冬が度々あったからであると考えるべきである。アメダス観測地点における冬季平均気温は、すべての地点で統計的に有意な変動傾向を示さず、春から秋にかけての季節平均気温の上昇傾向が、気象官署の上昇傾向よりも緩やかである。