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[MIS12-05] 杓子岳北東斜面から白馬大雪渓上を流下する土石流の環境条件
キーワード:土石流、多雪地域、白馬大雪渓、飛驒山脈
飛驒山脈の北部に位置する日本三大雪渓のひとつ,白馬大雪渓(以下,大雪渓)において,2013年8月23日に杓子岳北東斜面(以下,北東斜面)から大雪渓上を約1 km 流下する土石流が発生した.本研究では,北東斜面を対象に,航空レーザ測量データ,セスナ空撮画像,UAVレーザ測量データから作成した3D 点群データやオルソ補正画像,DTM,DSMを用いた地形解析から,北東斜面における土砂生産量や谷筋の土砂貯留量の経年変化,季節変化を明らかにし,土砂移動プロセスと土石流発生の環境条件について検討した.
杓子岳北東斜面をV1,V2の谷筋流域に分類し(2013年の土石流はV2から発生),レーザ測量データの点群データを解析した結果,2013年に発生した土石流は,多量の土砂が前年に貯留していたこと,谷筋の残雪融解後に多量の降雨がなく,8月23日の 50mm/hを超える降雨があったこと,多雪年で雪渓面積がこの時期斜面と連続していたことから,多量の土砂が大雪渓上を移動したことがわかった.2024年も9月22 日に 50mm/hを超える降雨により,V1には前年に貯留していた多量の土砂が全て流出したが,大規模な土石流が大雪渓上を流れなかった.その理由として,その前にある程度土砂が流出したこと,雪渓が消失していたことが挙げられる.
杓子岳北東斜面をV1,V2の谷筋流域に分類し(2013年の土石流はV2から発生),レーザ測量データの点群データを解析した結果,2013年に発生した土石流は,多量の土砂が前年に貯留していたこと,谷筋の残雪融解後に多量の降雨がなく,8月23日の 50mm/hを超える降雨があったこと,多雪年で雪渓面積がこの時期斜面と連続していたことから,多量の土砂が大雪渓上を移動したことがわかった.2024年も9月22 日に 50mm/hを超える降雨により,V1には前年に貯留していた多量の土砂が全て流出したが,大規模な土石流が大雪渓上を流れなかった.その理由として,その前にある程度土砂が流出したこと,雪渓が消失していたことが挙げられる.