09:00 〜 09:30
[MIS13-01] AI for Science: 新しいデータ駆動科学の夜明けと憂鬱
★招待講演
キーワード:AI for Science、機械学習、人工知能、データ駆動科学
近年、機械学習を基盤とする人工知能(AI)技術は、生活や研究に欠かせない存在となりつつある。画像・音声の認識や生成、大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成、さらにはテキストで条件づけられた画像・動画生成といった技術は、研究段階を超えて多くの商用サービスで実用化され、情報化社会の日常ツールとして広く普及している。これらの技術は、大量のデータを活用した機械学習によって支えられており、その方法論は物質科学、化学、さらには物理学といった自然科学の分野へと急速に展開されている。2024年のノーベル物理学賞および化学賞がAI関連研究に授与されたことも記憶に新しい。機械学習が画像、音声、言語といった分野で商業的な成功を収めた今、次なるフロンティアとして注目されているのが自然科学領域である。本講演では、「AI for Science」の観点から、機械学習技術がどのように複雑な自然科学現象の解析と予測に寄与できるかを紹介し、近年の動向と課題、AI活用の展望について概観する。本講演が、結晶成長・界面科学・ナノ科学の新たな研究アプローチの一助となることを期待する。