日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-IS ジョイント

[M-IS14] 古気候・古海洋変動

2025年5月29日(木) 13:45 〜 15:15 コンベンションホール (CH-A) (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:小長谷 貴志(海洋研究開発機構)、山崎 敦子(名古屋大学大学院環境学研究科)、長谷川 精(高知大学理工学部)、岡崎 裕典(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)、座長:岡崎 裕典(九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門)


13:45 〜 14:16

[MIS14-01] 水月湖SG06コアの化石花粉データ(7〜48ka)

★招待講演

*中川 毅1 (1.立命館大学)

キーワード:水月湖、花粉分析、SG06

水月湖の年縞堆積物は、放射性炭素年代較正モデルにデータを提供したり、きわめて詳細かつ網羅的な火山灰データが得られるなど、第四紀学の中で一定の存在感を獲得している。しかし、これらと比肩できる古気候データは(晩氷期など一部の例外的な時代を除いては)報告がなく、水月湖のポテンシャルが十分に引き出されているとは言えない状態が20年近くも続いていた。

このたび、水月湖から2006年に採取されたいわゆるSG06コアのうち、7〜48 IntCal20 BP に相当する部分について、1cm間隔の花粉分析が完了した(平均の時間解像度はおよそ15年、データ点数はおよそ2800)。得られた結果は、グリーンランドなどと共通の特徴を示す部分もあるが、多くの時代においてそれよりも複雑な構造を呈していた。新しく得られたデータについて、世界ではじめて概要を報告する。