17:15 〜 19:15
[MIS14-P08] LA-ICP-MSによる局所定量化学組成分析に基づく,後期中新世日本海における数十年スケールの古海洋変動の予察的検討
★招待講演
キーワード:LA-ICP-MS、日本海、後期中新世、酸化還元鋭敏元素、IODP Exp. 346、リポジトリコア再解析プログラム (ReCoRD)
後期中新世の日本海の古海洋環境の解明は,東アジアの気候・海洋システムの変遷を理解する上で極めて重要である[1].本研究では,レーザーアブレーション誘導結合プラズマ質量分析法 (LA-ICP-MS) を用いて,後期中新世に堆積した日本海の海底堆積物の局所化学組成分析を実施し,堆積物の構成成分および当時の堆積場の酸化還元条件を考察し,当時の日本海の古海洋環境を明らかにすることを目的とした.
本研究では,日本海西部のIODP Hole U1430Bから採取された海底堆積物を使用した.本試料は後期中新世 (約11.5 Ma) に堆積したものであり,10–20年スケールでの古海洋変動を反映していると考えられるmmスケールの明暗互層を含む[2].本研究試料は未固結堆積物であるため,樹脂包埋や研磨などの適切な前処理を行ったうえで LA-ICP-MS 分析を実施した.そして,明暗互層における主要・微量元素組成のマッピング画像を取得するとともに,試料と組成の類似した標準試料を用いて元素濃度の定量を試みた.
本発表では,未固結海成堆積物を対象とした LA-ICP-MS 分析の手法を紹介するとともに,後期中新世の日本海の古海洋環境について,分析結果に基づく予察的検討を行う.
[1] Tada (1994) Paleogeogr. Paleoclim. Paleoecol. 369, 1383–1387. [2] Kurokawa et al. (2019) Proc. Earth Planet. Sci. 6, 2.
本研究では,日本海西部のIODP Hole U1430Bから採取された海底堆積物を使用した.本試料は後期中新世 (約11.5 Ma) に堆積したものであり,10–20年スケールでの古海洋変動を反映していると考えられるmmスケールの明暗互層を含む[2].本研究試料は未固結堆積物であるため,樹脂包埋や研磨などの適切な前処理を行ったうえで LA-ICP-MS 分析を実施した.そして,明暗互層における主要・微量元素組成のマッピング画像を取得するとともに,試料と組成の類似した標準試料を用いて元素濃度の定量を試みた.
本発表では,未固結海成堆積物を対象とした LA-ICP-MS 分析の手法を紹介するとともに,後期中新世の日本海の古海洋環境について,分析結果に基づく予察的検討を行う.
[1] Tada (1994) Paleogeogr. Paleoclim. Paleoecol. 369, 1383–1387. [2] Kurokawa et al. (2019) Proc. Earth Planet. Sci. 6, 2.
