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[MIS15-03] Argo floats unveil the Southern Ocean warming
南大洋は地球の気候システムにおいて重要な役割を果たしている。3つの主要な海洋盆地を結ぶ南大洋は、海氷の季節変動が最も大きく、中層水や底層水の重要な形成場所となっている。さらにこれらの特徴から、地球規模の炭素循環を理解する上で重要な地域となっている。 2000年代以降、世界中の海洋にアルゴフロートが展開され、海洋学の理解が飛躍的に進んだ。南大洋におけるアルゴフロートの数は他の海域に比べてまだ少ないが、蓄積されたデータは現在、経年変動を解析できるレベルに達している。ここでは、南大洋のアルゴフロートデータを調査し、近年の海洋上層の水温変化を調べる。解析により、亜極域海洋の温暖化は表層から亜表層にかけて顕著であり、最も強いシグナルは表層で観測されることが明らかになった。この亜極域海洋の温暖化は、近年の南極海氷の減少と一致しており、観測された海氷の減少に寄与している可能性を示唆している。南大洋におけるSOCCOM(Southern Ocean Carbon and Climate Observations and Modeling)プロジェクトによる生物地球化学(BGC)フロートデータの利用可能性が高まる中、海洋温暖化が海洋生態系に与える影響をさらに探ることを目指す。
