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[MIS19-05] 気象用二重偏波フェーズドアレイレーダの高高度情報を用いた豪雨予測手法の検討
キーワード:フェーズドアレイレーダ、降雨観測
近年、日本では、豪雨や突風、落雷などのシビア現象が増加傾向にある。シビア現象は数分・数km単位で突発的に発生し,その被害は激甚化・頻発化の傾向にある。一般的な気象レーダはパラボラ型を採用しており、アンテナを機械的に回転・傾斜させながら観測を行うため、3次元観測には5~10分程度時間がかかる。このため、データの更新に時間がかかり即時の状況把握が難しくリアルタイム性に欠ける。また、時空間分解能が低く、短時間で高高度に発達する対流性豪雨について適切に観測することができないため、急速に発達する積乱雲の捕捉に不十分な場合がある。そのため、突発的な気象変化への対応には時空間分解能の限界がある。本研究は二重偏波フェーズドアレイレーダ(Multi Parameter-Phased Array Weather Radar: MP-PAWR)を用いて東京付近で発生した異なる9つの夏季の対流性豪雨を対象に、観測されたレーダ反射因子(Zh)、偏波間差(Zdr)、偏波間位相差(Kdp)の高高度(4.5km以上)と地表近くの降水量の関係[1]を調査する。その結果、MP-PAWRで取得した高高度のフルボリュームスキャンデータを用いた地表近くの降水量の定量的な予測可能性について検討する。