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[MIS19-P04] 日本国内で発生した豪雨と大気パラメータおよび雷放電の関連性についての調査
キーワード:線状降水帯、トータル雷
発達した積乱雲が連なり、線状の降水域が形成され、組織化された積乱雲群として特定の場所に数時間にわたって豪雨をもたらす現象を線状降水帯と呼び、近年多くの発生事例が報告されている。線状降水帯は、しばしば大規模な洪水、浸水被害や土砂災害などの甚大な被害を発生させる。今後、線状降水帯の発生回数がさらに増加することが予想されており、災害被害軽減のためにはその発生予測精度の向上が喫緊の課題となっている。線状降水帯の発生から消滅に至る過程及びそれに伴う豪雨の詳細な発生メカニズムは未だ解明されていないが、これまでの数多くの観測事例によって大気の成層状態や、上空の風、水蒸気等がその発生に重要な気象パラメータと考えられている。また、豪雨をもたらす対流セルの降水量と雷頻度には強い相関があることが近年報告されている。日本国内においても、地上降水量(PV)に対し雲雷(IC)の雷頻度が5~10分程度先行する事例が報告されている(Mondal et al., 2021)。そこで、本研究では国内で発生した豪雨複数事例に関して、国土交通省が運用する高速気象レーダXRAINで得られた地上降水データと大気再解析データセット(ERA5)から得られた気象パラメータ、および電通大トータル雷観測ネットワーク(JTLN)で得られた雷放電データを用いて各気象パラメータ、雷活動、と豪雨(線状降水帯を含む)との時空間関連性について詳細に調査する。