日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-TT 計測技術・研究手法

[M-TT39] インフラサウンド及び関連波動が繋ぐ多圏融合地球物理学の新描像

2025年5月28日(水) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:山本 真行(高知工科大学 システム工学群)、西川 泰弘(大阪教育大学 理数情報教育系 環境安全科学部門)、市原 美恵(東京大学地震研究所)、乙津 孝之(一般財団法人 日本気象協会)

17:15 〜 19:15

[MTT39-P04] CTBTOを通じたインフラサウンド解析

*武田 裕輝1、新井 伸夫1乙津 孝之1本橋 昌志1藤井 孝成1江村 亮平1岩國 真紀子1 (1.一般財団法人 日本気象協会)

キーワード:インフラサウンド、微気圧計、CTBT

包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)では各国国内データセンター(NDC)の解析技術の向上や交流を目的に、研修やワークショップを実施している。本プレゼンでは、2024年にインドネシアで開催されたインフラサウンドワークショップ及び解析研修における内容の紹介と、微気圧振動ワークショップ(ITW)2022を通じて日本気象協会のインフラサウンド解析技術が向上した事例を紹介する。

2024年にインドネシアで開催されたインフラサウンドワークショップ及び解析研修はSEAPFE地域NDCを対象としており、CTBTOが主催、インドネシア共和国政府及び同国気象機構地球物理学庁(BMKG)の共催で開催された。
ワークショップでは各国NDCのインフラサウンドや地震解析について紹介が行われた。解析研修ではインフラサウンドの典型的なシグナルの起源とその特徴についての紹介や日本気象協会でも使用しているインフラサウンド解析ツール「DTK-GPMCC」の使い方の研修が行われた。

ITW2022ではルーマニアのNDCにより環境ノイズを分類する方法が紹介された。その手法を利用し、いすみ市に設置されているインフラサウンド観測点における環境ノイズの検出を試みた。核実験監視にとって日々観測される自然現象や、核爆発を除く人為起源のインフラサウンドはノイズとなるため、環境ノイズを把握することも重要である。なお、いすみ市の観測点はCTBTの国際監視制度(IMS)として設置されており、日本気象協会が維持管理を行っている。
その結果、人工音源の方向が明確となり、自然音源についてもいくつかの興味深い特徴が明らかとなった。