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[MZZ44-P03] 小笠原海台/南海山に分布するマンガンクラストの産状・組成・微細構造・生成年代
キーワード:小笠原海台、鉄マンガンクラスト、海底探査ロボット、微細層序
小笠原諸島父島東方沖200kmに位置する小笠原海台南海山の平頂部〜東斜面のマンガンクラスト分布域において,約5kmの測線上においてJAMSTECハイパードルフィン(ROV)を用いた海底観察と試料採取を行った。採集したクラストを,長レンジ堆積物コアと見なし,複数の試料を切り出し,微細層序学的記載を行った。その結果,この海域のクラストは,1)おそらく古第三紀に溯る明瞭な2層境界が認められ,上下で顕著な鉱物・化学組成変化がある,2)その変動パターンは,その東方一帯(南鳥島からマーカス諸島海域)に広範に分布する“太平洋プレート型”の海水起源クラストに対比される。一方で,小笠原海台域は,巨大な海台(+海山列)が島弧に衝突する特異な海域であり,周辺には活動的な構造線や断層群が存在することから,この海域で成長するクラストには,海山もしくは島弧から供給される砕屑物粒子を多く取込む可能性があり,その成長速度(Be同位体年代による)や成長構造に,海域の特殊性も認められた。