日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

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[O-01] 地球・惑星科学トップセミナー

2025年5月25日(日) 15:30 〜 17:00 展示場特設会場 (3) (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:関根 康人(東京工業大学地球生命研究所)、岡本 敦(東北大学大学院環境科学研究科)、後藤 和久(東京大学大学院理学系研究科)、原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、座長:関根 康人(東京工業大学地球生命研究所)、後藤 和久(東京大学大学院理学系研究科)、原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、岡本 敦(東北大学大学院環境科学研究科)

16:15 〜 17:00

[O01-02] 海洋プラスチック研究からみた海洋科学の魅力

★招待講演

*磯辺 篤彦1 (1.九州大学応用力学研究所)

キーワード:海洋環境、海洋科学、海洋プラスチック

海洋科学だけではなく地球科学は、すべて標準化/統一化された観測手法の確立から始まります。標準化された手法に則った観測が遍く世界に広がることで、十分な数の観測データが統合され、過去と現在を知ることができます。その後に将来予測にも道が拓けていくでしょう。海洋プラスチック研究では、これらのプロセスが慌ただしく過去約十年に進行しており、まだ十分に成熟した研究テーマとは言えません。それだけに新規参入にハードルが低い研究分野でもあります。講演では、海洋科学の一分野が形を整えていく様子を振り返ることで、同科学の成り立ちをわかりやすく解説したいと思います。また、水よりも軽くて腐食分解しないプラスチックという新規な汚染物質が入ることで、海洋生態系を含む地球の海洋システムは、どのように変化していくのか、あるいは強靭に跳ね返すのか。プラスチックごみに対する現在進行形の応答は、海洋環境を理解する良い材料を私たちに与えてくれます。