11:05 〜 11:20
[O04-02] 長野県等における子供たちへの防災教育の事例
★招待講演
キーワード:自然災害、教育、防災教育、子供たち
1. はじめに
長野県では,地震,風水害,火山など,災害対策本部を設置するような自然災害が数多く発生。神城断層地震(2014),台風第19号大雨災害(2019),御嶽山噴火災害(2014)など人的・物的被害が発生する災害を経験し,防災・減災のため,住民等の防災意識の向上が重要性を認識している。
文部科学省は,[東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議]の中で,災害発生時に,自ら危険を予測,回避するための[主体的に行動する態度]を育成するため防災教育の重要性を示しているが,現在の学校教育では,防災への教育の時間数は限られ,[主体的に行動する態度]の育成には不十分であるとも指摘されている。
2. 長野県等自治体での防災教育
長野県地域防災計画では,災害発生時に,自らの安全を守るような行動がとれることが重要。災害に対応するため,住民,企業,自主防災組織等の連携による地域の防災力向上は不可欠とし,県,市町村等は,住民の防災意識の向上,地域防災力の向上を図るため,[住民等に実践的な防災知識の普及・啓発活動を行う],[学校における実践的な防災教育を推進する]として,幼稚園,保育園,小・中学校,高校等において幼児及び児童生徒が正しい防災知識を身に付けることは,将来の災害に強い住民を育成する上では重要である。
県は,平成22年度から,担当課内に防災指導員を配置し,防災の意識啓発や知識の普及のため,自主防災会等からの依頼に応じ,指導員等が出向いて,講演・図上訓練などの[出前講座]を実施し,地域防災力アップを図っている。
コロナ禍前は,年間100回程度開催,参加者5,000人前後,多い年は,150回開催・8,000人程の方が参加する人気ある事業であり,県の防災知識・普及の大きな柱になっている。土日休日,平日夕方での開催依頼にも対応するため,開催依頼,参加者が多い一因と思われる。
自主防災会,企業等の開催が多いが,小・中・高校,養護学校,保育園・幼稚園においても実施。小・中・高では,防災講和,避難所運営ゲーム(HUG),タイムラインの作成などを行い,保護者も一緒に参加したこともある。保育園・幼稚園等では,防災キャラクターの着ぐるみを使いながら,小さなお子さんも興味を持てるように工夫し,防災教育を行っている。学校現場で,この講座を活用していただく事は,防災教育に有効と思われる。
また,2018年に,県は,御嶽山周辺地域で,火山防災に関する知識の効果的な普及・啓発を担うとともに,火山の恵みを伝える事ができる人材を[御嶽山火山マイスター]に認定する制度を創設。認定者の中には,地元の学校で勤務されている先生もおられ,生徒達に御嶽山噴火災害や火山防災,火山の恵みを伝えるとともに,御嶽山登山などをとおして,火山防災教育を精力的に行っている。
東日本大震災では,[釜石の奇跡]と言われるように,小中学校での防災教育が避難行動につながっており,災害が頻発する現在では,教育現場での,防災教育は益々重要となっている。
長野県では,地震,風水害,火山など,災害対策本部を設置するような自然災害が数多く発生。神城断層地震(2014),台風第19号大雨災害(2019),御嶽山噴火災害(2014)など人的・物的被害が発生する災害を経験し,防災・減災のため,住民等の防災意識の向上が重要性を認識している。
文部科学省は,[東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議]の中で,災害発生時に,自ら危険を予測,回避するための[主体的に行動する態度]を育成するため防災教育の重要性を示しているが,現在の学校教育では,防災への教育の時間数は限られ,[主体的に行動する態度]の育成には不十分であるとも指摘されている。
2. 長野県等自治体での防災教育
長野県地域防災計画では,災害発生時に,自らの安全を守るような行動がとれることが重要。災害に対応するため,住民,企業,自主防災組織等の連携による地域の防災力向上は不可欠とし,県,市町村等は,住民の防災意識の向上,地域防災力の向上を図るため,[住民等に実践的な防災知識の普及・啓発活動を行う],[学校における実践的な防災教育を推進する]として,幼稚園,保育園,小・中学校,高校等において幼児及び児童生徒が正しい防災知識を身に付けることは,将来の災害に強い住民を育成する上では重要である。
県は,平成22年度から,担当課内に防災指導員を配置し,防災の意識啓発や知識の普及のため,自主防災会等からの依頼に応じ,指導員等が出向いて,講演・図上訓練などの[出前講座]を実施し,地域防災力アップを図っている。
コロナ禍前は,年間100回程度開催,参加者5,000人前後,多い年は,150回開催・8,000人程の方が参加する人気ある事業であり,県の防災知識・普及の大きな柱になっている。土日休日,平日夕方での開催依頼にも対応するため,開催依頼,参加者が多い一因と思われる。
自主防災会,企業等の開催が多いが,小・中・高校,養護学校,保育園・幼稚園においても実施。小・中・高では,防災講和,避難所運営ゲーム(HUG),タイムラインの作成などを行い,保護者も一緒に参加したこともある。保育園・幼稚園等では,防災キャラクターの着ぐるみを使いながら,小さなお子さんも興味を持てるように工夫し,防災教育を行っている。学校現場で,この講座を活用していただく事は,防災教育に有効と思われる。
また,2018年に,県は,御嶽山周辺地域で,火山防災に関する知識の効果的な普及・啓発を担うとともに,火山の恵みを伝える事ができる人材を[御嶽山火山マイスター]に認定する制度を創設。認定者の中には,地元の学校で勤務されている先生もおられ,生徒達に御嶽山噴火災害や火山防災,火山の恵みを伝えるとともに,御嶽山登山などをとおして,火山防災教育を精力的に行っている。
東日本大震災では,[釜石の奇跡]と言われるように,小中学校での防災教育が避難行動につながっており,災害が頻発する現在では,教育現場での,防災教育は益々重要となっている。