17:15 〜 19:15
[O04-P02] 学校の「理科」で“まなぶ”震災の内容から再度考えよう
-2024,2025改訂版教科書をのぞいてみたら-
★招待講演
キーワード:小中学校教科書改訂版、理科(地学)、地震、地震災害(震災)
2023年大会での本セッション「O-03 あなたは自然災害から生き残れますか?学校での学びで!」の第一段にて,地震災害(震災)の“まなび”の現状を考えました(根本,2023).ところで,小中高等学校で使われている教科書は,原則4年ごとに改訂されます.2023年度以降では,小学校では2024年度から,中学校では2025年度から改訂版の教科書が使われています.そこで,改訂版教科書を使って,再度以下のことを考えてみたいと思います.
・義務教育,小中学校で“まなぶ”内容は,具体的に決められているのでしょうか?
・自然災害については,何を“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
・自然災害のうち,「理科」では何を“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
・震災,地震災害,地震による被害,,,;どの表現が適切なのでしょうか?
・高等学校で“まなぶ”自然災害は,高校生が全員“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
こうした疑問への答え探しを通して,自然災害についての学校での教育上の課題を見つけ,改善に向けて取り組んでいく必要があります.そこで,本講演では最初に,改訂版教科書の内容を,「地震」をキーワードとして概観し,新旧比較を行います.その上で,地震によって引き起こされる災害から生き残るための知識等を,学校での“まなび”からどの程度得ることができるのか,皆さまと一緒に考えていきたいと思います.
補遺:
2024年度から小学校で使われている教科書(新)と,2020~2023年度に小学校で使われていた教科書(旧)との比較例を示します.出版社によっては,若干の改善がみられたようです.
・小学校6年改訂版「理科」教科書新旧比較
A社
旧:地震に関するハザードマップ無
新:地震に関するハザードマップ無
ハザードマップポータルサイトへのQRコードが追記された.
B社:
旧:地震に関するハザードマップ無
新:津波ハザードマップが追記された.
C社:
新旧で変化が見られなかった.
D社:
旧:津波のハザードマップ,ハザードマップポータルサイトへのQRコード
新:津波のハザードマップ,ハザードマップポータルサイトへのQRコード
(新旧で変化が見られなかった.)
E社:
新旧で変化が見られなかった.
F社:
旧:地震に関するハザードマップ無
新:地震に関するハザードマップ無
住んでいる街の防災マップをつくってみようが追記された.
参考文献
根本泰雄(2021):平成29(2017)年改定学習指導要領での小中学校「理科」における地震,地震防災・減災の取扱い,(公社)日本地震学会2021年度秋季大会,S18-04.
根本泰雄(2022):現行(令和3年度)中学校「理科」教科書での「地震・地震災害の扱いと課題,JpGU 2022大会,O05-06.
NEMOTO, Hiroo (2022): Earthquake and its disaster in earth science textbooks for upper secondary school published in 2022: Contents and problems, IX GeoSciEd, Poster_15.
根本泰雄(2022):現行(令和4年)版高等学校「地学基礎」教科書での「地震・地震災害」の扱いと課題,2022年度日本地学教育学会第76回全国大会,MH-15.
根本泰雄(2023):学校の「理科」で“まなぶ”震災の内容から考えよう,(公社)日本地球惑星科学連合2023年大会,O03-02.
NEMOTO, Hiroo (submitted): Earthquake disasters in earth science textbooks for upper secondary schools published in 2022: Contents and problems, Education of Earth Science.
・義務教育,小中学校で“まなぶ”内容は,具体的に決められているのでしょうか?
・自然災害については,何を“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
・自然災害のうち,「理科」では何を“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
・震災,地震災害,地震による被害,,,;どの表現が適切なのでしょうか?
・高等学校で“まなぶ”自然災害は,高校生が全員“まなぶ”ことになっているのでしょうか?
こうした疑問への答え探しを通して,自然災害についての学校での教育上の課題を見つけ,改善に向けて取り組んでいく必要があります.そこで,本講演では最初に,改訂版教科書の内容を,「地震」をキーワードとして概観し,新旧比較を行います.その上で,地震によって引き起こされる災害から生き残るための知識等を,学校での“まなび”からどの程度得ることができるのか,皆さまと一緒に考えていきたいと思います.
補遺:
2024年度から小学校で使われている教科書(新)と,2020~2023年度に小学校で使われていた教科書(旧)との比較例を示します.出版社によっては,若干の改善がみられたようです.
・小学校6年改訂版「理科」教科書新旧比較
A社
旧:地震に関するハザードマップ無
新:地震に関するハザードマップ無
ハザードマップポータルサイトへのQRコードが追記された.
B社:
旧:地震に関するハザードマップ無
新:津波ハザードマップが追記された.
C社:
新旧で変化が見られなかった.
D社:
旧:津波のハザードマップ,ハザードマップポータルサイトへのQRコード
新:津波のハザードマップ,ハザードマップポータルサイトへのQRコード
(新旧で変化が見られなかった.)
E社:
新旧で変化が見られなかった.
F社:
旧:地震に関するハザードマップ無
新:地震に関するハザードマップ無
住んでいる街の防災マップをつくってみようが追記された.
参考文献
根本泰雄(2021):平成29(2017)年改定学習指導要領での小中学校「理科」における地震,地震防災・減災の取扱い,(公社)日本地震学会2021年度秋季大会,S18-04.
根本泰雄(2022):現行(令和3年度)中学校「理科」教科書での「地震・地震災害の扱いと課題,JpGU 2022大会,O05-06.
NEMOTO, Hiroo (2022): Earthquake and its disaster in earth science textbooks for upper secondary school published in 2022: Contents and problems, IX GeoSciEd, Poster_15.
根本泰雄(2022):現行(令和4年)版高等学校「地学基礎」教科書での「地震・地震災害」の扱いと課題,2022年度日本地学教育学会第76回全国大会,MH-15.
根本泰雄(2023):学校の「理科」で“まなぶ”震災の内容から考えよう,(公社)日本地球惑星科学連合2023年大会,O03-02.
NEMOTO, Hiroo (submitted): Earthquake disasters in earth science textbooks for upper secondary schools published in 2022: Contents and problems, Education of Earth Science.