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[PCG20-P08] 常時電源を必要とせず、容積が無視できる衛星搭載用真空ポンプの開発
キーワード:真空ポンプ、ゲッター、人工衛星搭載用、水分除去
理学の研究者は, 観測機の開発と同時に「設計通りの性能をいかに宇宙で発揮するか」を考える必要がある. 観測機の製造から宇宙での観測を開始するまでの長い年月, その性能を維持する仕組みも考えなくては, 良い成果は得られない. その仕組みの一つに真空封じがある. 例えば, 地球大気との接触を嫌い, 宇宙空間で初めて暴露しなければならない部位は, その部位を真空容器に入れ, 大気圏の外で容器の蓋を開ける手段が取られる. しかし, 容器内壁からのアウトガスにより圧力が高くなり, 観測開始までに装置の性能を低下化させてしまうこともある. 観測機の開発と同時に性能を維持する仕組みも考えなければ, 最高の成果には至らない例である.
我々は, 近年ジルコニウムを使った無電源ポンプを開発したが, 地上GSEとしては機能しているが, 衝撃耐性, 繰り返し回数, 容積・重量の点から飛翔体に搭載するまでには至らなかった.本研究では, 装置が宇宙空間に到着するまで, 装置内の残留大気を吸収し, 高い真空度(10E-2Pa程度)を保つことができるパラジウム/チタン薄膜を開発した. ベローズなどの内面にこれを成膜すれば, 容積が限りなくゼロに近く, 重量は数十グラム程度の大気吸収ポンプとして機能するであろう. 装置の劣化を防ぐだけでなく, 衛星総合試験中の煩雑な作業を短縮でき, 衛星開発の総費用の軽減にもつながる.
我々は, 近年ジルコニウムを使った無電源ポンプを開発したが, 地上GSEとしては機能しているが, 衝撃耐性, 繰り返し回数, 容積・重量の点から飛翔体に搭載するまでには至らなかった.本研究では, 装置が宇宙空間に到着するまで, 装置内の残留大気を吸収し, 高い真空度(10E-2Pa程度)を保つことができるパラジウム/チタン薄膜を開発した. ベローズなどの内面にこれを成膜すれば, 容積が限りなくゼロに近く, 重量は数十グラム程度の大気吸収ポンプとして機能するであろう. 装置の劣化を防ぐだけでなく, 衛星総合試験中の煩雑な作業を短縮でき, 衛星開発の総費用の軽減にもつながる.
