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[PEM10-P14] Development status of the geostationary orbit high energy proton flux measurement instrument (RMS-p) IV
キーワード:宇宙天気、高エネルギー陽子、シリコン半導体検出器、チェレンコフ光検出器
情報通信研究機構(NICT)では、次世代気象衛星に搭載する宇宙環境計測装置(RMS:Radiation Monitors for Space Weather)のEM(エンジニアリングモデル)を開発した。RMSを構成する機器の中で、静止軌道上の陽子のエネルギーとフラックスを測定する装置をRMS-pと呼び、10 MeVから1 GeV以上の陽子線を測定可能である。RMS-pには、高エネルギー(RMS-p(hi))と低エネルギー(RMS-p(lo))の陽子を測定するため2つの検出器を備えている。RMS-p(lo)で測定できる陽子のエネルギー範囲は10MeVから約500 MeVであり、入射陽子のエネルギーは8個のシリコン半導体検出器(SSD)を積み重ねて測定される。一方でRMS-p(hi)は、シリコン半導体検出器とチェレンコフ光放射器を組み合わせることで、約400 MeVから1 GeV以上のエネルギーを測定することが可能である。2025年1月にRMS-pを日本原子力研究開発機構のJ-PARCセンターに設置し、400 MeVから3 GeVまでの陽子ビーム照射試験を実施した。その結果、照射された陽子のエネルギーが450 MeV以上において、RMS-p(hi)で陽子ビームエネルギーを測定できることが確認された。RMS-pを用いたミュー粒子検出と環境試験の結果についても併せて報告する。