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[PEM11-P03] 減光領域でのプラズマ流によるコロナ質量放出への質量寄与について
キーワード:CME、フレア、コロナ減光
太陽フレアに伴うコロナ質量放出(CME)は太陽地球環境の形成に多大な影響を与え、特にその質量損失は初期の太陽質量や惑星大気の進化を考える上では欠かせない要素である。CMEによって放出される質量は、コロナグラフで観測されるCMEの本体だけでなく周辺のコロナ領域からも供給される可能性が議論されている。それら周辺のコロナ領域は観測的には減光(dimming)領域と知られており、EUV波長域で上昇流が数時間にわたって観測されたことから、dimming flowとして継続的に質量を供給し続けていると考えられている。Jin et al. 2009では、Hinode/EISでの2006年12月14日X1.5フレアの観測結果を用いてdimming flowによる質量供給量を推定しており、白色光コロナグラフ(SOHO/LASCO)によるCME本体の質量推定値の約10倍であることからCMEによる放出質量を過小評価している可能性が示された。
放出質量の過小評価を解決するべく、本研究ではCMEにおけるdimming flowの質量寄与について推定した。Jin et al. 2009で示された光球磁場強度とFeXIIドップラー速度の関係性からdimming flowをモデリングし、SDO/AIAによる極端紫外線観測データを用いてdimming flowによる継続的な質量供給量を算出した。本講演ではdimming flowによる質量放出とK. Dissauer et al. (2018, 2019) で算出されたCME本体の放出質量を比較することで、過小評価問題を定量的に議論する。
放出質量の過小評価を解決するべく、本研究ではCMEにおけるdimming flowの質量寄与について推定した。Jin et al. 2009で示された光球磁場強度とFeXIIドップラー速度の関係性からdimming flowをモデリングし、SDO/AIAによる極端紫外線観測データを用いてdimming flowによる継続的な質量供給量を算出した。本講演ではdimming flowによる質量放出とK. Dissauer et al. (2018, 2019) で算出されたCME本体の放出質量を比較することで、過小評価問題を定量的に議論する。