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[PPS04-06] 特徴的な磁場窪み構造からみる水星磁気圏夜側電流構造の統計解析

キーワード:水星、磁気圏
水星には磁気圏があることは広く知られている.地球磁気圏とよく似た磁気圏構造も有している一方で,磁場固有磁場の強さや受ける太陽風の強さといった物理条件の違いによって,水星磁気圏特有の現象が起こることや,地球磁気圏によく似た現象であっても空間・時間スケールが大きく異なり得ることがわかっている.過去水星磁気圏を周回探査した衛星はMESSENGERのみである.しかし,MESSENGERは様々な制約を抱えていたため,その詳細は明らかになっていないことが多く残っている.
MESSENGERで観測された磁場データに注目すると,磁気圏夜側領域に特徴的な窪み構造が確認できる.衛星がほとんど同じ領域を通過する連続した周回においても,この窪み構造が観測される場合と観測されない場合がある.このことから,この構造は数時間程度の時間スケールで変化していると考えられる.
本構造は先行研究ではplasma sheetによるものであると結論付けられており,それ以上の踏み込んだ研究はされてこなかった.しかし,この窪み構造の磁場成分に注目すると,水星近傍で観測されるものと尾部で観測されるものでは特徴が異なっている.このことから特に水星近傍で観測される構造はplasma sheet以外の何らかの磁気圏構造の影響を受けていると考えられる.
本研究ではこの構造を「depression」とよび,磁場及びプラズマデータからの解析を行った.その結果,depressionが磁場を用いた電流計算,プラズマの温度・ピッチ角異方性及び太陽風動圧との関係から,従来その詳細が明らかになっていない夜側領域でのring currentが重要な役割を果たしていることを示唆する結果を得た.
本講演では研究の現状について報告する.
MESSENGERで観測された磁場データに注目すると,磁気圏夜側領域に特徴的な窪み構造が確認できる.衛星がほとんど同じ領域を通過する連続した周回においても,この窪み構造が観測される場合と観測されない場合がある.このことから,この構造は数時間程度の時間スケールで変化していると考えられる.
本構造は先行研究ではplasma sheetによるものであると結論付けられており,それ以上の踏み込んだ研究はされてこなかった.しかし,この窪み構造の磁場成分に注目すると,水星近傍で観測されるものと尾部で観測されるものでは特徴が異なっている.このことから特に水星近傍で観測される構造はplasma sheet以外の何らかの磁気圏構造の影響を受けていると考えられる.
本研究ではこの構造を「depression」とよび,磁場及びプラズマデータからの解析を行った.その結果,depressionが磁場を用いた電流計算,プラズマの温度・ピッチ角異方性及び太陽風動圧との関係から,従来その詳細が明らかになっていない夜側領域でのring currentが重要な役割を果たしていることを示唆する結果を得た.
本講演では研究の現状について報告する.