日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 P (宇宙惑星科学) » P-PS 惑星科学

[P-PS06] 惑星科学

2025年5月26日(月) 15:30 〜 17:00 展示場特設会場 (3) (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:冨永 遼佑(東京科学大学 理学院地球惑星科学系)、田畑 陽久(宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所)、小林 真輝人(東京大学)、辰馬 未沙子(理化学研究所)、座長:芝池 諭人(大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 国立天文台)、冨永 遼佑(東京科学大学 理学院地球惑星科学系)

15:30 〜 15:45

[PPS06-21] PDS70cの(サブ)ミリ波多波長観測の解釈

*芝池 諭人1,2植田 高啓3 (1.鹿児島大学、2.国立天文台、3.Harvard-Smithsonian, Center for Astrophysics)

キーワード:形成中の惑星、ALMA、 PDS 70 c、周惑星円盤

若いTタウリ型星PDS 70には、前遷移円盤内に大きなギャップを共有する2つのガス集積惑星がある。惑星の1つPDS 70 cからのサブミリ波連続放射が、アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)によってバンド7で検出された。これは、周惑星円盤(CPD)内のダストの熱放射であると考えられている。最近、バンド3と4の検出も報告されたが、バンド9では検出されていない。バンド3, 4, および7のスペクトル指数はおよそ2であり、円盤が光学的に厚いことを示唆しているが、これはCPD内のダストの著しいドリフトにより円盤が光学的に薄いという以前の予測と矛盾する。また、バンド9で検出されなかったことは、CPDが以前の予測よりも低温であることを示唆する。さらに、バンド7のフラックス密度は時間的に変動することが報告されている。この講演では、この奇妙だが興味深い観測結果の考えられる解釈について議論する。