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[SCG45-P44] Stress Changes and Subsequent Earthquake Potential Following the 2024 Mw 7.5 Noto Peninsula Earthquake

キーワード:2024年能登半島地震
2024年1月1日に発生した能登半島地震(Mw 7.5)の余震分布は、北東から南西に約150 kmにわたって広がり(Yoshida et al., 2024)、門前断層帯門前沖区間東部から富山トラフ西縁断層南西部まで破壊されたと推定される。また、門前沖セグメントでは2007年能登半島地震(Mw6.7)が発生した。本震から11ヶ月後の2024年11月26日には、羽咋沖西断層でMw6.2の地震が発生しており、この地震が発生して以降、石川県西方沖で地震活動が活発な状態が続いている。本研究では、門前沖以南の応力変化と地震発生の可能性を調査するため、FDP-BIEM(Ando, 2016, GJI)を用いた動的破壊シミュレーションを実施した。解析には、富山トラフ西縁断層から羽咋沖断層を含む単純化した断層形状モデルを使用し、広域応力場は日本全国一律の応力テンソルインバージョン解析(Uchide et al., 2022,JGR)で求められた応力条件に基づいて設定した。得られた予備的結果によると、本震後に生じたクーロン応力は、羽咋沖西断層を含めて、本震時に破壊されなかった断層セグメントにおいて上昇する傾向がみられた。特に、2024年11月26日に発生した地震の破壊開始点付近では、大きなクーロン応力上昇が生じていた。今後、予備的解析では直接考慮していない2007年地震による静的応力変化の影響および断層分岐部分のより詳細な形状モデルを組み込んだモデルへ改良し、破壊伝播の条件を検討することで、門前沖以南の断層の活動の再現と試行的な推移予測を行う。