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[SCG51-10] オマーン掘削コアのXCTデータの解析 : マントル連続構造の解明に向けて

キーワード:マントル流動、オマーンオフィオライト、カンラン岩、X線CT
オマーンオフィオライトは、海洋プレートの巨大断片であり、構成するカンラン岩にはアセノスフェアマントルの構造が保存されている。このため、オマーンオフィオライトは、マントルの流動を研究する上で重要な対象とされてきた[1]。例えば、オフィオライトのマントル部分の構造解析から、海洋拡大中心の下で上昇する活動的なマントルダイアピルの周辺では、最上部マントルが強い水平方向の流動を受けるというモデルが提唱されている[2][3]。しかし、これまでのマントル対流研究は広範囲に点在する露頭試料に基づいており、大まかな傾向を示すにとどまることが多かった。そのため、マントルの流動メカニズムを連続的かつ定量的に理解することは困難であった。
オマーン掘削プロジェクトでは、オマーンオフィオライトの複数の地点で、深さ300~400メートルの連続したコアを採取した。これらのコアは、掘削船「ちきゅう」に搭載されたX線コンピュータ断層撮影(XCT)装置で撮影され、高解像度の三次元密度データが得られた[4]。我々は、これらのXCTデータから粒子の形状と配向を抽出し、統計解析を行うことで、粒子形態の連続変化を得た。さらに、かんらん石の結晶配向(CPO)[5] の情報と統合することで、オフィオライトに記録されたマントルの流動パターンを再構築した。
オマーン掘削プロジェクトでは、オマーンオフィオライトの複数の地点で、深さ300~400メートルの連続したコアを採取した。これらのコアは、掘削船「ちきゅう」に搭載されたX線コンピュータ断層撮影(XCT)装置で撮影され、高解像度の三次元密度データが得られた[4]。我々は、これらのXCTデータから粒子の形状と配向を抽出し、統計解析を行うことで、粒子形態の連続変化を得た。さらに、かんらん石の結晶配向(CPO)[5] の情報と統合することで、オフィオライトに記録されたマントルの流動パターンを再構築した。