日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-CG 固体地球科学複合領域・一般

[S-CG52] Inter-segment Tectonics: Interdisciplinary Research on Responses to Plate Subduction

2025年5月25日(日) 09:00 〜 10:30 106 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:望月 公廣(東京大学地震研究所 地震予知研究センター)、Adam Claudia Maria(Kansas State University)、Bassett Dan(GNS Science)、安藤 亮輔(東京大学大学院理学系研究科)、座長:望月 公廣(東京大学地震研究所 地震予知研究センター)、Claudia Maria Adam(Kansas State University)

09:45 〜 10:00

[SCG52-04] 前弧域分割:南海トラフ、東南海-南海地域の例ー新規取得の地震反射データ

★招待講演

*木村 学1白石 和也中村 恭之藤江 剛 (1.国立研究開発法人海洋研究開発機構)

キーワード:南海トラフ、前弧分割、付加体、巨大地震、沈み込み帯、フィリピン海プレート

巨大地震・津波は、プレート沈み込み帯に面する社会にとって最も深刻な自然災害現象である。沈み込み帯は一般に幾つかの地域に分割されている。南海トラフでは、巨大地震・津波が繰り返し起こって来たが、数十年以内に次の災害が発生すると懸念されている(地震調査研究推進本部, 2025)。

フィリピン海プレートは、アムールプレート(ユーラシアプレートの一部、Argus et al., 2011)である本州と収束し、南海トラフに沿って沈み込む。 フィリピン海プレート最東部の伊豆・ボニン弧は、現在、首都東京近郊で本州と衝突している。

南海収束帯においては、海底地形・地質・プレート境界断層の形状・巨大地震時の破壊域・ゆっくり地震分布域が分割されるが、それらの相互因果関係は不明瞭で関心の的になっている。

本研究の具体的な議論事項は、中部日本遠州沖の東海地域と西南日本紀伊半島熊野沖の東南海地域の分割の問題である。この両地域境界の理解は、この境界を超える可能性もある次回南海地震にとっても極めて重要である。

私たちは、東海ー東南海境界地域をカバーして得られた最新の2次元、3次元地震反射断面を分析し、上盤プレート構造とプレート境界デコルマ形状の関係を明らかにした。衝突的構造がセグメント境界帯に認められる。

謝辞・文献

最新データを閲覧させていただいた経済産業省に感謝いたします。

Argus, D. F., Gordon, R. G., & DeMets, C. (2011). Geologically current motion of 56 plates relative to the no‐net‐rotation reference frame. Geochemistry, Geophysics, Geosystems, 12(11).

The headquarters of Earthquake Research Promotion, Japan, 2025: URL.https://www.jishin.go.jp/