10:00 〜 10:15
[SCG61-17] 日本列島周辺の海底地形とテクトニクス
本研究では日本列島周辺のプレート運動による応力場を明らかにする新たなアプローチとして海底地形の特徴的な向きから応力場の推定を行なった。火山地形は地殻応力場の影響を受け形成され、その配向方向は最大圧縮応力の方向に伸長する傾向がある[Nakamura,1994]。
海上保安庁の日本海洋データセンターによる海底地形から等深度線を作成し、楕円近似した。4〜9平方km程度の小地形を抽出し、それぞれの地形について長軸方位と扁平率を求めた。さらに、緯度経度度ごとのグリッドに分け、それぞれの地域ごとに平均的な長軸方位を求めた。
その結果、伊豆諸島周辺では長軸方位が北西方向や北東方向に存在していることが確認できた。これはフィリピン海プレートが北西方向に沈み込んでいることや複雑な応力場である三重会合点が存在していることが原因であると考えられ、長軸方位から推定された応力場は応力テンソルインバージョンにより求められた応力場と整合性がみられた。また、南西諸島周辺では長軸方位が沖縄トラフと平行に存在していることが確認できた。これは南西諸島がフィリピン海プレートとユーラシアプレートのプレート境界の背弧拡大により形成されたことに起因していると考えられ、長軸方位から推定された応力場は、応力テンソルインバージョンにより求められた応力場(東西圧縮)と整合性がみられた。さらに、日本海沖では長軸方位が海岸線に平行に存在していることが確認できた。この結果は先行研究により推定されている応力場とは異なる。これは1500万年前に日本海拡大が終了し、300万年前に東西圧縮場になることで形成された堆積層の盆地反転構造が卓越している為だと考えられる。
海上保安庁の日本海洋データセンターによる海底地形から等深度線を作成し、楕円近似した。4〜9平方km程度の小地形を抽出し、それぞれの地形について長軸方位と扁平率を求めた。さらに、緯度経度度ごとのグリッドに分け、それぞれの地域ごとに平均的な長軸方位を求めた。
その結果、伊豆諸島周辺では長軸方位が北西方向や北東方向に存在していることが確認できた。これはフィリピン海プレートが北西方向に沈み込んでいることや複雑な応力場である三重会合点が存在していることが原因であると考えられ、長軸方位から推定された応力場は応力テンソルインバージョンにより求められた応力場と整合性がみられた。また、南西諸島周辺では長軸方位が沖縄トラフと平行に存在していることが確認できた。これは南西諸島がフィリピン海プレートとユーラシアプレートのプレート境界の背弧拡大により形成されたことに起因していると考えられ、長軸方位から推定された応力場は、応力テンソルインバージョンにより求められた応力場(東西圧縮)と整合性がみられた。さらに、日本海沖では長軸方位が海岸線に平行に存在していることが確認できた。この結果は先行研究により推定されている応力場とは異なる。これは1500万年前に日本海拡大が終了し、300万年前に東西圧縮場になることで形成された堆積層の盆地反転構造が卓越している為だと考えられる。