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[SEM15-P03] 海洋MT探査における適切な比抵抗構造モデルの設定:太平洋プレート北西地域での事例研究

キーワード:太平洋プレート、地磁気地電流法、海底電位差磁力計、表皮深度
海洋MT探査は、資源調査や活断層調査などに広く用いられている。本研究では、三陸沖で1年間にわたり電磁気データを測定し、MT法による地下比抵抗構造の推定を試みた。プレート境界地震の発生には岩石中の水が関与しており、摩擦は沈み込むプレートからの水分の影響を受ける。Fujie et al.(2018)は、太平洋プレートの最上部マントルの地震波速度は沈み込み前に低下し、含水率は増加すると報告している。MT探査では深層水の影響を明らかにすることが期待される。しかし、観測データから正確な比抵抗構造を得るためには、数値モデルによるMT応答の計算にある程度の精度が必要である。現状では、解析者が試行錯誤しながら適切な比抵抗モデルを構築する必要がある。Zmaxは、Zmax以下の領域では二次的または総合的な電場または磁場が無視できるほど小さくなるよう、十分に大きくなければならない(Rodi, 1976)。ただし、明確な閾値は存在しない。ここでは、1次元正層構造と2層構造を用いて、表皮深さとモデル底面(Zmax)に着目した1次元順解析を行った。
そこで本研究では、モデル底面(Zmax)が表皮深さの何倍大きいかを算出した。その結果、観測誤差と同等の位相の計算精度を得るためには、モデル底面が表皮深さの80倍以上必要であることがわかった。
そこで本研究では、モデル底面(Zmax)が表皮深さの何倍大きいかを算出した。その結果、観測誤差と同等の位相の計算精度を得るためには、モデル底面が表皮深さの80倍以上必要であることがわかった。