日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-GL 地質学

[S-GL23] 日本列島および東アジアの地質と構造発達史

2025年5月29日(木) 17:15 〜 19:15 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:大坪 誠(産業技術総合研究所 活断層・火山研究部門)、羽地 俊樹(産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質情報研究部門)

17:15 〜 19:15

[SGL23-P07] 五島列島周辺海域に露出する花崗岩類について

*青木 智1石塚 治2針金 由美子2 (1.海上保安庁、2.産業技術総合研究所)

キーワード:東シナ海、沖縄トラフ、日本海、花崗岩

西南日本弧の西端域では五島列島をはじめとして多くの花崗岩類を産することが知られており, 中新世における日本海形成や北部沖縄トラフの発達史を考えるうえで重要な火成活動である (e.g., Kiyokawa et al., 2022). Tokuyama et al. (2001) は五島列島南方の海域に広域な露岩域の存在を報告しているが, 海域試料の岩相情報や地球化学的なデータに基づく研究例は極めて少ない.
海上保安庁では当海域における海洋地質調査を実施し, 複数の地点で花崗岩試料を採取した. 近年では, Aoki et al. (2024) は海域南西縁に位置する肥前鳥島近海で採取した花崗岩類を分析し, 五島列島に産する花崗岩類と対比可能な化学組成や年代値を持つことを明らかにしている. 本発表では, 五島列島周辺海域の複数地点において新たにドレッジで得られた花崗岩類について, 全岩主要元素, 微量元素組成及びK-Ar放射年代測定のデータをもとに岩石の特徴と空間分布について議論する予定である.

References:
[1] Kiyokawa et al. (2022) Island Arc 31(1), e12456.
[2] Tokuyama et al. (2001) Journal of the Japan Society for Marine Surveys and Technology, 27-53.
[3] Aoki et al. (2024) 131th The Geological Society of Japan.