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[SSS11-P03] 能登半島地震の断層変位箇所-珠洲市若山・志賀町富来地区-における微動観測
キーワード:能登半島地震、断層変位、微動観測、地盤震動特性、地盤構造
2024年1月1日に石川県能登地方でM7.6の地震により,石川県珠洲市若山町の若山川沿いにおいて,最大上下変位約2.2mの上下変位を伴う線状の地表変状と,その間に分布する全長約4㎞,幅100-200mで隆起地帯が出現した.また,羽咋郡志賀町富来北部の富来川南岸断層沿いでは,その南東側で緩やかに50㎝程度撓み上がる上下変位が,10~数10㎝の左ずれを伴った地震断層が出現した.
そこで本研究では,これらの地表変状が見られた珠洲市若山町及び志賀町富来地区において,断層変位が確認された近傍において稠密に微動観測を行うことによって,対象地点の地盤震動特性の把握及び地盤構造の推定を行い,断層近傍における地盤震動特性とその要因を考察した.
微動観測は3成分一体型の加速型地震計(JU410)を使用し,地表変位箇所においてL字もしくは直線上に1~40mの地震計間隔のアレイ観測を実施し,また,3成分単点観測として,珠洲市若山町ではアレイ観測データを含めそのエリアの広域を面的62地点で実施した.志賀町富来地区は前述のアレイ観測に対して22地点のデータとして解析した.解析としては,アレイ観測データはSPAC法を用いて位相速度分散曲線を求め地盤構造モデルを推定した.また,3成分単点観測はH/Vスペクトルを求め,卓越周期分布やスペクトル形状の連続的な変化を調べた.
珠洲市若山町中地区においては,H/Vスペクトルについて,地表変位箇所(断層)ごく近傍では,短周期側(0.1秒付近)と長周期側(2秒付近)にピークがみられ,断層を境に北側から南側にかけて卓越周期が急激に変化する様子がみられた.また断層の北側ではH/Vスペクトルの水平成分の異方性もみられ,短周期側のピーク付近ではEW/UDがNS/UDよりも大きくなることがわかった.地盤構造についてもそれに伴い変化がみられた.志賀町富来地区では,H/Vスペクトルの卓越周期が断層線を境に南側から北側にかけて急激に変化することがわかった.
そこで本研究では,これらの地表変状が見られた珠洲市若山町及び志賀町富来地区において,断層変位が確認された近傍において稠密に微動観測を行うことによって,対象地点の地盤震動特性の把握及び地盤構造の推定を行い,断層近傍における地盤震動特性とその要因を考察した.
微動観測は3成分一体型の加速型地震計(JU410)を使用し,地表変位箇所においてL字もしくは直線上に1~40mの地震計間隔のアレイ観測を実施し,また,3成分単点観測として,珠洲市若山町ではアレイ観測データを含めそのエリアの広域を面的62地点で実施した.志賀町富来地区は前述のアレイ観測に対して22地点のデータとして解析した.解析としては,アレイ観測データはSPAC法を用いて位相速度分散曲線を求め地盤構造モデルを推定した.また,3成分単点観測はH/Vスペクトルを求め,卓越周期分布やスペクトル形状の連続的な変化を調べた.
珠洲市若山町中地区においては,H/Vスペクトルについて,地表変位箇所(断層)ごく近傍では,短周期側(0.1秒付近)と長周期側(2秒付近)にピークがみられ,断層を境に北側から南側にかけて卓越周期が急激に変化する様子がみられた.また断層の北側ではH/Vスペクトルの水平成分の異方性もみられ,短周期側のピーク付近ではEW/UDがNS/UDよりも大きくなることがわかった.地盤構造についてもそれに伴い変化がみられた.志賀町富来地区では,H/Vスペクトルの卓越周期が断層線を境に南側から北側にかけて急激に変化することがわかった.