日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 S (固体地球科学) » S-TT 計測技術・研究手法

[S-TT39] 空中からの地球計測とモニタリング

2025年5月26日(月) 09:00 〜 10:30 201B (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:小山 崇夫(東京大学地震研究所)、楠本 成寿(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設)、光畑 裕司(独立行政法人 産業技術総合研究所)、上田 匠(早稲田大学)、座長:小山 崇夫(東京大学地震研究所)、楠本 成寿(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設)、光畑 裕司(独立行政法人 産業技術総合研究所)、上田 匠(早稲田大学)

10:00 〜 10:15

[STT39-04] 空中計測データを用いた重磁力ジョイント・インバージョンについて

★招待講演

*宇津木 充1 (1.京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設)

キーワード:磁気異常、重力異常、磁化構造、密度構造

近年、空中計測技術の進展から高密度な磁場、重力(偏差)データが得られるようになった。本講演ではこうした高密度磁重力データを用いたジョイントインバージョンについて新たな解析方法を提案する。
本研究ではgroup lassoと呼ばれる正則化方法を磁重力ジョイントインバージョンに取り入れる。group lassoとは、モデル要素をいくつかのグループ(クラスター)に分割できる場合に、そのグループに属す要素をまとめてゼロ、もしくは非ゼロの値を取るよう拘束を与える正則化法である。最近、マルチデータのジョイントインバージョンについてcross-gradientのような構造カップリングと呼ばれる解析手法が提案されている。また磁場や重力インバージョンについてはスパース正則と呼ばれる方法が標準的に用いられている。gropu lassoは、この構造カップリングとモデルのスパース性を同時にもたらすことが出来る方法である。
本発表では提案手法の、計算方法も含めた詳細に加え、シンセティックテスト及び北上帯の平庭深成岩で得られた重力・磁気異常データに適用した結果について紹介する。また、各ブロックの磁化の3成分をグループとしてgroup lassoを適用する事で3成分磁気インバージョンを試みた結果について報告する。