15:30 〜 16:00
[U10-01] オープンアクセスを巡る動向、天文学領域における認識とこれから
★招待講演
キーワード:オープンアクセス、オープンサイエンス、学術出版、学術情報流通
即時オープンアクセスの義務化が進むなかで、学術誌に関する基礎的な知識を押さえ、オープンアクセスとの向き合い方を改めて考えることの重要性が増している。
本講演は、オープンアクセスを巡る国内外の動向を紹介すると共に日本天文学会を対象とした質問紙調査の結果を共有し、他の登壇者や参加者らと共に議論を深めることを目的とする。
オープンアクセスについて考える上で、最初に分野を限定することなく学術誌のオンライン化の歴史や公開様式、論文出版数およびオープンアクセス比率の推移、関連する課題、政策動向等について概説する。
概説を踏まえ、日本天文学会を対象とした調査の結果を共有する。調査は、2024年7月から8月に実施した。調査項目は、回答者の背景情報、オープンアクセス、プレプリントについてであり、最大22問(分岐により変動)で構成した。メーリングリスト(TENmongaku NETwork, TENNET;2024年7月時点の登録数は2,478件)を介して配信し、調査プラットフォームは、Questant(Macromill, Inc.)を用いた。
結果、246名から回答が得られた。20代~60代以上の各年代は、37名から60名(15.0~24.4%)、所属は「大学、その他高等教育機関、研究機関」が233名(94.7%)、学術誌への査読付き論文の掲載経験がある者は、221名(93.2%)であった。オープンアクセスでの論文公開希望は223名(94.1%)、経験ありは175(73.8%)と希望と経験の間に乖離が認められた。プレプリントについては、235(99.2%)が認知している一方で、未査読のみならず「査読を受けた後の組版前の原稿」も含むとの回答が146名(62.10%)を占めた。「プレプリント」という語の意味が分野間で異なること(出版倫理に関する国際的な団体COPEの定義では未査読の原稿を指す)などにも注目しながら、利活用の実態についても回答を紹介する。なお、自由記述の詳細は同セッションにおける玉澤の講演にて共有する。これらや過去の調査(対象は日本分子生物学会;Ide K, Nakayama J. Genes Cells. 2023. https://doi.org/10.1111/gtc.13015)も踏まえ、「これから」について共に考えたい。
本講演は、オープンアクセスを巡る国内外の動向を紹介すると共に日本天文学会を対象とした質問紙調査の結果を共有し、他の登壇者や参加者らと共に議論を深めることを目的とする。
オープンアクセスについて考える上で、最初に分野を限定することなく学術誌のオンライン化の歴史や公開様式、論文出版数およびオープンアクセス比率の推移、関連する課題、政策動向等について概説する。
概説を踏まえ、日本天文学会を対象とした調査の結果を共有する。調査は、2024年7月から8月に実施した。調査項目は、回答者の背景情報、オープンアクセス、プレプリントについてであり、最大22問(分岐により変動)で構成した。メーリングリスト(TENmongaku NETwork, TENNET;2024年7月時点の登録数は2,478件)を介して配信し、調査プラットフォームは、Questant(Macromill, Inc.)を用いた。
結果、246名から回答が得られた。20代~60代以上の各年代は、37名から60名(15.0~24.4%)、所属は「大学、その他高等教育機関、研究機関」が233名(94.7%)、学術誌への査読付き論文の掲載経験がある者は、221名(93.2%)であった。オープンアクセスでの論文公開希望は223名(94.1%)、経験ありは175(73.8%)と希望と経験の間に乖離が認められた。プレプリントについては、235(99.2%)が認知している一方で、未査読のみならず「査読を受けた後の組版前の原稿」も含むとの回答が146名(62.10%)を占めた。「プレプリント」という語の意味が分野間で異なること(出版倫理に関する国際的な団体COPEの定義では未査読の原稿を指す)などにも注目しながら、利活用の実態についても回答を紹介する。なお、自由記述の詳細は同セッションにおける玉澤の講演にて共有する。これらや過去の調査(対象は日本分子生物学会;Ide K, Nakayama J. Genes Cells. 2023. https://doi.org/10.1111/gtc.13015)も踏まえ、「これから」について共に考えたい。