日本地球惑星科学連合2025年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-13] 人工知能が拓く地球惑星科学の将来

2025年5月25日(日) 10:45 〜 12:15 展示場特設会場 (1) (幕張メッセ国際展示場 7・8ホール)

コンビーナ:長尾 大道(東京大学地震研究所)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、飯田 佑輔(新潟大学)、中野 満寿男(海洋研究開発機構)、座長:長尾 大道(東京大学地震研究所)、高橋 幸弘(北海道大学・大学院理学院・宇宙理学専攻)、飯田 佑輔(新潟大学)、中野 優(国立研究開発法人 海洋研究開発機構)

11:35 〜 11:55

[U13-03] 気候変動適応を促進するAI技術の活用

★招待講演

*石崎 紀子1Damiani Alessandro1 (1.国立環境研究所)

キーワード:気候変動適応、気候シナリオ、ダウンスケーリング、影響評価

気候変動の影響は、これまで経験したことのない気象災害の発生にとどまらず、高温による稲作への障害、農作物や海産物への影響、生物季節の変化、エネルギー需要の変動など、私たちの生活のさまざまな分野に及ぶ。こうした変化の多くはすでに現実のものとなっている。気候変動適応法の施行から6年が経過し、各地域で影響の理解や適応計画の立案が進められているものの、今後予測される影響に対する備えは十分とは言えない。
国立環境研究所気候変動適応センターでは、地域の適応策支援を行っており、近年はAI技術を活用した取り組みにも力を入れている。そのひとつが、地域の地形的特色をより反映した将来気候シナリオの作成である。気候シナリオは、地域ごとの気候変動とその影響を把握し、政策へ活かすために重要な役割を果たす。しかし、その活用を進める上では、気候データとしての妥当性を検証し、信頼性を確保することがますます求められている。本発表では、AIを活用した気候シナリオの開発と今後の課題について紹介する。