13:55 〜 14:15
[U14-01] 地球惑星科学分野の将来構想改訂に向けて
★招待講演
キーワード:将来構想、夢ロードマップ、未来の学術振興構想、学術の中長期戦略
学術研究は研究者の自由な発想をベースとする一方、研究者個々の力だけでは解決できない大きな課題には、研究者の協同が不可欠である。こうした大型計画への取り組みは分野を牽引する役割をもつことから、あらかじめ研究者コミュニティに広く合意・共有された各分野の将来像とそこへの到達の道筋をまとめた分野ロードマップが、それら大型計画を企画提案し、推進するための重要な立脚点の一つとなる。
日本学術会議においては、各分野における大型研究構想を取りまとめる活動を継続してきた。2010年から2020年にかけてはマスタープラン、2020年以降は未来の学術振興構想として、概ね6年ごとのサイクルで最新の大型研究構想を示してきたところである。これらの取りまとめにおいては、学術的・社会的意義や実現可能性はもちろんのこと、分野ロードマップとの整合性や、分野コミュニティからの理解・支持も重視して審査やフィードバックがなされてきている。
地球惑星科学分野においては、大型研究計画の取りまとめと、その前提条件となる地球惑星科学分野夢ロードマップの作成を、日本学術会議地球惑星科学委員会と日本地球惑星科学連合が合同して進めてきた。約30年先までを想定してとりまとめられた現行の地球惑星科学分野夢ロードマップは、2020年に日本学術会議報告として公表され、未来の学術振興構想2023の地球惑星科学分野に関連する内容の制定に生かされた。
しかしながら、この夢ロードマップの制定からは数年が経過しており、この間の学術の進展や、分野と密接に関連する社会・技術の新動向などを踏まえて、その改定を行うべき時期に差し掛かっている。他方、過去の改訂サイクルを参考にすると、約2~3 年後には、未来の学術振興構想の大改訂に向けた「学術の中長期戦略」(個々の大型研究計画に相当)の公募・評価が開始されるものと予想される。これに向けて、土台となる分野ロードマップの最新版を固め、分野コミュニティ内で広く共有しておく必要がある。
そこで日本学術会議地球惑星科学委員会と日本地球惑星科学連合は、地球惑星科学分野夢ロードマップの改訂に着手することとした。まず地球惑星科学連合大会2025年において合同ユニオンセッションを開催し、地球惑星科学分野夢ロードマップの改訂の方向性について合議する。ここでは、これまでのロードマップ・大型研究計画の策定の経緯や教訓を共有しつつ、地球惑星科学連合の5つのサイエンスセクションから、それぞれ夢ロードマップの更新への提言、未来の学術振興構想改訂への提言、そして分野を跨ぐ・分野を超えた大きな見地での提言を持ち寄る。そして本年度内をめどに、合議により夢ロードマップ改定原案の作成し、広く意見照会とそれらの反映を行って、翌年度内に夢ロードマップの改訂最終案を制定したい。
未来の学術振興構想については、近日中にも2023年版の小改訂に向けたフォローアップと追加提案募集が行われる見込みである。これについては、詳細が分かり次第、広く情報を共有する。そして、地球惑星科学分野の各「学術の中長期戦略」提案についての現状把握を通じて、地球惑星科学夢ロードマップの進捗を確認する場を設けることとしたい。
地球惑星科学分野の将来像をボトムアッププロセスによって明確にするこれら一連の活動に、ぜひ多くの地球惑星科学分野の研究者に関心をもっていただき、積極的に意見やアイデアをお寄せいただきたい。
日本学術会議においては、各分野における大型研究構想を取りまとめる活動を継続してきた。2010年から2020年にかけてはマスタープラン、2020年以降は未来の学術振興構想として、概ね6年ごとのサイクルで最新の大型研究構想を示してきたところである。これらの取りまとめにおいては、学術的・社会的意義や実現可能性はもちろんのこと、分野ロードマップとの整合性や、分野コミュニティからの理解・支持も重視して審査やフィードバックがなされてきている。
地球惑星科学分野においては、大型研究計画の取りまとめと、その前提条件となる地球惑星科学分野夢ロードマップの作成を、日本学術会議地球惑星科学委員会と日本地球惑星科学連合が合同して進めてきた。約30年先までを想定してとりまとめられた現行の地球惑星科学分野夢ロードマップは、2020年に日本学術会議報告として公表され、未来の学術振興構想2023の地球惑星科学分野に関連する内容の制定に生かされた。
しかしながら、この夢ロードマップの制定からは数年が経過しており、この間の学術の進展や、分野と密接に関連する社会・技術の新動向などを踏まえて、その改定を行うべき時期に差し掛かっている。他方、過去の改訂サイクルを参考にすると、約2~3 年後には、未来の学術振興構想の大改訂に向けた「学術の中長期戦略」(個々の大型研究計画に相当)の公募・評価が開始されるものと予想される。これに向けて、土台となる分野ロードマップの最新版を固め、分野コミュニティ内で広く共有しておく必要がある。
そこで日本学術会議地球惑星科学委員会と日本地球惑星科学連合は、地球惑星科学分野夢ロードマップの改訂に着手することとした。まず地球惑星科学連合大会2025年において合同ユニオンセッションを開催し、地球惑星科学分野夢ロードマップの改訂の方向性について合議する。ここでは、これまでのロードマップ・大型研究計画の策定の経緯や教訓を共有しつつ、地球惑星科学連合の5つのサイエンスセクションから、それぞれ夢ロードマップの更新への提言、未来の学術振興構想改訂への提言、そして分野を跨ぐ・分野を超えた大きな見地での提言を持ち寄る。そして本年度内をめどに、合議により夢ロードマップ改定原案の作成し、広く意見照会とそれらの反映を行って、翌年度内に夢ロードマップの改訂最終案を制定したい。
未来の学術振興構想については、近日中にも2023年版の小改訂に向けたフォローアップと追加提案募集が行われる見込みである。これについては、詳細が分かり次第、広く情報を共有する。そして、地球惑星科学分野の各「学術の中長期戦略」提案についての現状把握を通じて、地球惑星科学夢ロードマップの進捗を確認する場を設けることとしたい。
地球惑星科学分野の将来像をボトムアッププロセスによって明確にするこれら一連の活動に、ぜひ多くの地球惑星科学分野の研究者に関心をもっていただき、積極的に意見やアイデアをお寄せいただきたい。