JpGU-AGU Joint Meeting 2017

セッション情報

[EE] 口頭発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-OS 海洋科学・海洋環境

[A-OS15] [EE] 海洋混合に関わる諸問題

2017年5月21日(日) 10:45 〜 12:15 302 (国際会議場 3F)

コンビーナ:日比谷 紀之(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)、Louis St Laurent(Woods Hole Oceanographic Institution)、Ren-Chieh Lien(None)、Robin Ann Robertson(University of New South Wales Canberra)、座長:Lien Ren-Chieh(University of Washington, Seattle, WA, USA)、座長:日比谷 紀之(東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻)

 海洋混合は、海洋中における物理/生物/化学過程に大きな影響を与えている。風応力や海面冷却などによって励起される海洋表層混合は海面水温変動を通じて大気海洋相互作用を支配し、潮汐流と海底地形との相互作用などによって励起される海洋深層混合は、海洋深層大循環の強さや構造を決定することで長期の気候変動をコントロールしている。また、海洋混合は、北太平洋中層水や亜熱帯モード水のような水塊形成に直接関わるとともに、栄養塩の鉛直輸送を通じて海洋生態系に強い影響を与えている。しかしながら、このように重要な海洋混合過程であるが、最も理解が進んでいる潮汐混合でさえ、海洋大循環モデルや大気海洋結合モデルに正しく組み込まれているとは言い難いのが現状である。数値モデルの解像度が高まるにつれて、サブグリッド現象である海洋混合の正確なパラメタリゼーションは重要性を増している。



 本セッションは、海洋混合に関わる理論/モデリング/観測、マイクロスケールからメソスケールの渦拡散過程、海洋表層から、海洋内部領域、海底境界層までの混合過程など、海洋混合に関わる様々な問題を広く議論していきたい。

10:45 〜 11:00

*長谷川 大介1松野 健2堤 英輔2千手 智晴2中村 啓彦3小針 統3仁科 文子3吉江 直樹4郭 新宇4中川 美和4長井 健容5田中 雄大6安田 一郎6 (1.国立研究開発法人 水産研究・教育機構 東北区水産研究所、2.九州大学応用力学研究所、3.鹿児島大学水産学部、4.愛媛大学沿岸環境科学研究センター、5.東京海洋大学、6.東京大学大気海洋研究所)

11:00 〜 11:15

*長井 健容1長谷川 大介2田中 雄大3中村 啓彦4堤 英輔5 (1.東京海洋大学学術研究院海洋環境学部門、2.水産研究・教育機構 東北区水産研究所、3.東京海洋大学 大気海洋研究所、4.鹿児島大学水産学部、5.九州大学 応用力学研究所)

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