セッション情報
[JJ] ポスター発表
セッション記号 S (固体地球科学) » S-MP 岩石学・鉱物学
[S-MP43] [JJ] 脆性延性境界と超臨界地殻流体:島弧地殻エネルギー
2017年5月23日(火) 10:45 〜 12:15 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)
コンビーナ:土屋 範芳(東北大学大学院環境科学研究科環境科学専攻)、浅沼 宏(産業技術総合研究所・再生可能エネルギー研究センター)、小川 康雄(東京工業大学理学院火山流体研究センター)
ルトから延性岩体の生成,さらに脆性-延性境界領域での岩体の力学については,物質循環,地震発生機構,火山生成機構等の理解を進める上で重要であるが,断片的知識に限られ,特に力学的変化についてシステマティックには明らかにされていない.メルトの冷却は,火山体でのフラクチャー発生,火山性地震の発生原因の一つとも考えられるが,メルトから延性さらに脆性領域への変化過程を,地質学的,岩石力学的,さらに地球化学的に俯瞰する必要がある.本セッションでは,島弧-沈み込みシステムをエネルギーシステムとして捉えて,脆性-延性境界以深での,岩体組成,応力状態,き裂分布,冷却・加圧にともなう破壊挙動と地震発生メカニズム,岩石-水相互作用等についての科学的理解に関して現状報告と意見交換を行う.また,ここで得られた科学的知見をもとに,今後の研究の重点課題と問題解決のためのアプローチについて意見交換を行う.
また,エネルギー抽出のためには,革新的掘削技術の開発が不可欠である.高温掘削の現況を把握し,地球科学分野に広く展開できる技術の情報交換の場としたい.
*石橋 琢也1、浅沼 宏1、ELSWORTH Derek2、方 穀2、RIVIERE Jacques2、MARONE Chris2 (1.国立研究開発法人産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所、2.ペンシルバニア州立大学)
*Fajar Febiani Amanda1、Ryoichi Yamada1、Masaoki Uno1、Noriyoshi Tsuchiya1 (1.Graduate School of Environmental Studies, Tohoku University)
*Undarmaa Batsaikhan1、Munkhtsengel Baatar2、Batkhishig Bayaraa2、Burenjargal Ulziiburen2、Noriyoshi Tsuchiya1 (1.Graduate School of Environmental Studies, Tohoku University、2.School of Geology and Mining Engineering, Mongolian University of Science and Technology)