JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[EJ] ポスター発表

セッション記号 A (大気水圏科学) » A-HW 水文・陸水・地下水学・水環境

[A-HW35] [EJ] 同位体水文学 2017

2017年5月20日(土) 15:30 〜 17:00 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

コンビーナ:安原 正也(立正大学地球環境科学部)、風早 康平(産業技術総合研究所活断層・火山研究部門)、浅井 和由(株式会社 地球科学研究所)、大沢 信二(京都大学大学院理学研究科附属地球熱学研究施設(別府))

[AHW35-P06] 御嶽山北東麓における湧水の流出機構

*浅井 和由1 (1.株式会社 地球科学研究所)

キーワード:火山山麓湧水、御嶽山、流出特性

第四紀火山の山麓部には湧水が多く集中し、地域住民にとって重要な水資源となっている。滞留時間が20年を超えるような湧水は質・量ともに安定しているが、比較的規模の小さな湧水は降水量の季節変化に対応して、質・量ともに変動することが知られている。本研究では、滞留時間が10年程度未満の湧水が分布する御嶽山の火山山麓湧水を対象として、継続的に流量観測や採水を実施し、安定同位体や年代トレーサーの分析を実施した。これらのデータに基づいて、湧水の流出プロセスについて検討した結果を紹介する。