[AHW35-P06] 御嶽山北東麓における湧水の流出機構
キーワード:火山山麓湧水、御嶽山、流出特性
第四紀火山の山麓部には湧水が多く集中し、地域住民にとって重要な水資源となっている。滞留時間が20年を超えるような湧水は質・量ともに安定しているが、比較的規模の小さな湧水は降水量の季節変化に対応して、質・量ともに変動することが知られている。本研究では、滞留時間が10年程度未満の湧水が分布する御嶽山の火山山麓湧水を対象として、継続的に流量観測や採水を実施し、安定同位体や年代トレーサーの分析を実施した。これらのデータに基づいて、湧水の流出プロセスについて検討した結果を紹介する。