JpGU-AGU Joint Meeting 2017

講演情報

[JJ]Eveningポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-06] [JJ] 日本のジオパーク-しくじりから見えてくるジオパークの理想像-

2017年5月20日(土) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (国際展示場 7ホール)

[O06-P28] 「ジオツーリズムブランド」確立への第一歩
-第9回日本ジオパークネットワーク全国研修会報告-

*山縣 智子1小原 北士1柚洞 一央2 (1.Mine秋吉台ジオパーク推進協議会、2.徳山大学)

キーワード:Mine秋吉台ジオパーク、第9回日本ジオパークネットワーク全国研修会、ジオツーリズム

2017年3月10~12日に当ジオパークで行われた第9回日本ジオパークネットワーク(JGN)全国研修会では、国内ジオパークの事務局や観光事業者の約100名が参加して「ジオツーリズムによる地域経済の好循環」をテーマにワークショップを行った。ジオパーク活動は、保全、教育、及びジオツーリズムを基本とした地域づくり活動である(渡辺,2014)。ジオツーリズムについては、各ジオパークで様々な目的・対象のジオツアーが行われているが、一般消費者に広く受け入れてもらえる、通年受入可能なジオツアー商品を販売しているジオパークは、まだあまりないと思われる。本研修会は、国内における「ジオツーリズムブランド」の確立を進めるためのきっかけ作りを目的に行われた。

今後は、研修会で話し合った内容を元に、各ジオパークでジオツアー商品を造成し、日本ジオパーク男鹿半島・大潟大会などでブラッシュアップさせていく予定である。本発表では、研修会の内容や成果、参加者の感想などを紹介する。

また、研修会には、当ジオパークの認定ジオガイドをはじめとする地域住民も多く参加しており、他ジオパーク関係者との交流による意識の変化なども見られたので、それについても紹介する。