[SVC47-P03] 伊豆大島の地殻変動とその周辺の地震活動の比較
キーワード:伊豆大島火山、地殻変動、地震活動
伊豆大島では,GNSS観測による島をまたぐ基線長に,島の長期的な膨張に重畳して周期1年程度の膨張収縮が観測されている.一方,伊豆大島周辺では,微小地震が発生しており,時折群発活動も起きている.そこで,周期1年程度の地殻変動と,群発地震の発生がどんな関係にあるか調べてみた.
データは,気象庁による伊豆大島の震源カタログを用いた.期間は,2002年4月から2017年1月までで,決定している地震の数は9969個である.震源決定能力が一定でない可能性があるので,マグニチュード別の積算分布及び個数分布を描き,マグニチュード1.0以上の地震について解析を行うこととした.基線長については,島を横断する国土地理院の二つの観測点96054と96055の間のものを解析に用いた.基線長を,1か月単位で平均して比較に用いた.地震も,一か月単位で数を数えた.
1か月単位で地震の数を数えると,所々で数が多くなっており,群発が起きている.1か月に100個以上起きている期間を調べると,7か月あった.この月がどのような期間に起きているか調べた.調べ方は,次のような4つの期間に分けて,どの機関で群発が起きているか調べた.期間の分け方は,収縮の底から中間までの期間をA,中間から膨張のピークまでの期間をB,膨張のピークから中間までの期間をC,中間から収縮の底までの期間をDとした.群発地震が起きた月のうち4か月はBの期間で3か月はCの期間となった.つまり,膨張期に群発地震が起きることがわかった.
データは,気象庁による伊豆大島の震源カタログを用いた.期間は,2002年4月から2017年1月までで,決定している地震の数は9969個である.震源決定能力が一定でない可能性があるので,マグニチュード別の積算分布及び個数分布を描き,マグニチュード1.0以上の地震について解析を行うこととした.基線長については,島を横断する国土地理院の二つの観測点96054と96055の間のものを解析に用いた.基線長を,1か月単位で平均して比較に用いた.地震も,一か月単位で数を数えた.
1か月単位で地震の数を数えると,所々で数が多くなっており,群発が起きている.1か月に100個以上起きている期間を調べると,7か月あった.この月がどのような期間に起きているか調べた.調べ方は,次のような4つの期間に分けて,どの機関で群発が起きているか調べた.期間の分け方は,収縮の底から中間までの期間をA,中間から膨張のピークまでの期間をB,膨張のピークから中間までの期間をC,中間から収縮の底までの期間をDとした.群発地震が起きた月のうち4か月はBの期間で3か月はCの期間となった.つまり,膨張期に群発地震が起きることがわかった.